謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦

  • ミシマ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903908052

作品紹介・あらすじ

バイマ、プレスブログ、フィルモ・・・
「世界初」のサービスを連発する最注目ベンチャー、ついに初の著書を刊行!
これからのITビジネスの行方までもが見えてくる、感動と興奮の起業物語。

感想・レビュー・書評

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  • 現代では当たり前のシェアリングエコノミーの概念もこの当時に取り入れていて画期的なアイデアと先見性だ驚きました。
    プラットフォームビジネスの強みと影も理解できました。

  • 「リスクははやいうちにとったほうがいい。取り返せないものが増えないように」

    実感はしていないが、長いスパンでキャリアを考えたときに、若ければ若いほどリスクをとって動きやすい。リスクのないところにリターンはない。(らしい)とにかく動く事を大事に20代は過ごす。


    紆余曲折を経て成功していく2人の様子を見て、やる気が喚起された。この2人のように、横並びの発想ではなく、個性を大事に自分だけのキャリアを自分らしく「創っていく」

  • 起業やらベンチャーと聞くと「≒ホリエモン?」と思ってしまうくらい疎いワタシ。
    だけど、読んでみるとただのイキのいい若者のサクセスストーリーではなく、ビジネス上のヒントとか根本的な意識のあり方、ちょっと格好いい言い方をすると”生き方”について考えさせられる本。
    いち早くネットを使ったビジネスを考えた彼らは、でも箱の向こうにいる人間のことを常に考えていて、それがよかったのだと思う。
    箱の向こうに無数にある潜在意識やヒトのニーズ(というよりシーズに近い?)を敏感に感じ取っている。
    「世界初」に拘った彼らは、スピーディーで、センスがよく、熱心だ。
    業績が上がらず辛い時期に、一人一人にミッションを課して、それをマンパワーで解決できたところは「少数精鋭」のベンチャー企業ならではだと思う。
    大きい組織ではなしえない小回りのメリットを最大限に生かしている。

  • 最近もっとも自分が心を揺さぶられた本。
    「エニグモ」という名前に込められた謎という意味。
    たとえ周りに「あいつら何やってるんだ」と言われても自分のビジョンを信じて突き進む彼らに素直に惹き付けられた。
    あえて困難な道を進むかれらといつか一緒に仕事が出来たらなと想う。
    ご本人たちにお会いしたときは思っていた通りのおもしろい方々で、素直に感動した。

    著者にお会いしたときの日記↓↓↓
    http://takathy.blogspot.com/2008/11/blog-post.html

  • BUYMAを運営するエニグモの創業物語。

    博報堂で出会った2人がBUYMAのコンセプトを思いつき、開発を進めながら博報堂を退職、いろんな人を集めて会社を大きくしていく流れが、創業者2人が順番に解説する形式で書かれている。

    BUYMA以外にも、ブロガーを組織化して企業から得た案件をブログに書いてもらうブログプレス、同様のサービスを動画で行うfilmo、ブログプレス海外版rollmio、いろんなシェアリングサービスシェアモと、次々と新規事業を立ち上げてきた会社。

    本作は2007年ごろまでしか書かれていないが、その後エニグモは上場し、共同創業者の田中が卒業。現在は須田が社長としてBUYMAを中心に事業を継続している。

    ネット黎明期、おそらく第二世代ぐらいかと思うが、良い創業ストーリーだなと僭越ながら感じた。

  • 面白い

  • IT革命後のWEB2.0(Wと言う時代に起業するというのはどういうことなのかというのを物語調に教えてくれる。成長の早さが潰れるのも早そうで怖いけれど。

  • ・エニグモもバイマの開発時はパートナーと組んで構築した
    ・同じアイデアを共有しても、形にするときには全然違うものになっている。
    ・オフィス環境で一番お金がかかるのは「家具」。これはマジ。
    ・エニグモのオフィスは、「日当たり」を重視している。日当たりは、ポジティブなマインドを生む。
    ・ネットでメディアを持つと強い。一度確立して、影響力を持ってしまえば、資産となってビジネスを展開していくことが可能となる。
    ・EMDC、EMJP、EBPなどの活動。

  • 【臨場感溢れる内容だが、文書が稚拙】
    サービスの内容を聞けば、「あー、そんなのあったね!」と思い出すサービス『バイマ』を展開するエニグモ。その創業ストーリーを描いた一冊である。

    『バイマ』をリリースするまで、それが軌道に乗るまでの歴史はとても臨場感溢れて、見ていてドキドキ・ワクワクする。自分も味わったことのある感覚や、これから味わうんだろうなと思う感覚を感じ取れて面白い。

    が、残念なのは文章が稚拙だという点。本の文章にハマりたいけど、ハマりきれない感覚がなんとももどかしく、苛立ちを感じさせる。

    起業ストーリーを感じ取る点ではとても良いと思うのだけれど、なぜかやはり苛立ちを感じてしまうので星2つ。

    でも、この会社の

    『個人の力を、インターネットを使って増幅すること

    ということを目指している点は、まさに私がやりたいことと一致していて、素晴らしいと思った。

  • インターネットの歴史を勉強できるかのような2000年代に起こったことを体感できる本

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著者プロフィール

1974年茨城県生まれ。慶應義塾大学院理工学研究所計算機科学専攻修士課程修了。2000年博報堂入社。2004年博報堂退社、同年に株式会社エニグモを設立。現在、エニグモ代表取締役共同最高経営責任者。

「2008年 『謎の会社、世界を変える。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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