『at武道館』をつくった男 ディレクター野中と洋楽ロック黄金時代

著者 :
  • アルテスパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903951096

作品紹介・あらすじ

ソニー・ミュージックダイレクト社長を2008年6月に退いた野中規雄は、1948年、団塊世代のど真ん中に生まれ、72年に創立間もないレコード会社CBS・ソニーに入社。以来エアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュといった名だたるロック・バンドを日本で大スターに育ててきた名物ディレクターです。シンガー・ソングライターのジャニス・イアンやスペインの貴公子フリオ・イグレシアスも日本で大ヒットさせました。
 彼が現役のディレクターとして活躍した1970〜80年代は、日本での洋楽ロック人気がピークを迎えていた時代であり、また日本のレコード会社が英米とは異なる日本だけのスターを次々に生み出していた時代でもあります。
 自ら企画して全世界的なベストセラーとなったチープ・トリック『at武道館』(書名の由来です)、『飛べ!エアロスミス』『蒼ざめたハイウェイ』『動乱〜獣を野に放て』といったユニークな邦題、エアロスミス『ロックス』の金帯などで知られる野中の自由奔放な仕事ぶり、あるいは彼が語る名物先輩ディレクターたちの伝説が伝えるレコード会社の姿は、デジタル化の波に揺さぶられ激動している現在のレコード(CD)産業とは対照的です。
 そんな野中の数々のエピソードに彩られたディレクター人生を追った本書は、ロック・ミュージシャンとしてもリスナーとしても野中の仕事に大きな影響を受けた著者が、野中の定年退職を機に書き下ろしたもの。当時のレコード・ディレクターの仕事を通して、“日本洋楽”全盛期のレコード業界の舞台裏を描くドキュメンタリーです。

感想・レビュー・書評

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  • [private]162~165ページが破られていた。あ〜あ。それならばもうちょっと安くしろよ、BOOKOFF。
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著者プロフィール

1958年生まれ。総合音楽家。スクリーン等を経てソロ活動を開始。著書に『ビートルズ原論』『放送禁止歌手 山平和彦の生涯』(ともに河出書房新社)、『ザ・ビートルズ・マテリアル』Vol.1~3(ミュージックマガジン)、『「at武道館」をつくった男』(アルテス・パブリッシング)、『ビートルズ&アップル・マテリアル with ブリティッシュ・ビートニクス』(ストレンジ・デイズ)ほか多数

「2017年 『ビートルズはどこから来たのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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