宇宙マンダラ: 天文学者の人類未来への提言

著者 :
  • ビイング・ネット・プレス
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 0
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904117996

作品紹介・あらすじ

太陽系で一番美しい地球を、未来世代に残すための熱いメッセージ。日本列島に起こる地震の原因となる大陸プレート運動は、地球自転と地熱伝搬によって起こる渦巻き対流である。この対流が陸上で竜巻を、海上で台風を、そして地震を引き起こす根本原因を成すと指摘する。
天文学・宇宙物理学・地球科学的な考え方や知識があふれ出る。
世界が抱えるエネルギー問題や地球環境問題に資源小国経済大国日本が、より安全性・経済性の高い“太陽熱エネルギー”への切り替えをめざすことが海野世直し論の根本にある。
現在の化石燃料消費では、地球の資源はわずか100年で枯渇してしまう。地球温暖化も加速させる。国家間対立や紛争、文明の衝突にもつながる。人類の未来と生存において、未来世代の教育はどうあるべきか、思考方法となる霊性、哲学、さらには宇宙観へと論は展開する。

著者プロフィール

1925年埼玉県さいたま市生まれ。1947年、東京帝国大学理学部天文学科修了。1963年、東大教授。1986年、定年退官。1986年、近畿大学教授に就任。先事館先事研究所長を経て、NPO法人東京自由大学学長。天文学者。理学博士。専門は理論天体物理学。旧制松本高等学校時代、物理の向井正幸教授の影響を受け、物理学者を志したが、戦時中入試のできない年にぶつかり、入学の比較的容易な天文学科に志望を変更した。ここで萩原雄祐と出会い、理論天文学分野で活躍。量子力学を天文学に導入するにあたり先駆的な業績を上げる。磁場中の吸収線形成のUnno方程式の発見や、恒星の大気における振動の理論研究において学問的業績を残す。また、現在の国立天文台の理論研究部の基礎を築く。教育面においては、加藤正二、尾崎洋二、祖父江義明など多くの理論天文学者を育成したことで知られ、海野学校、もしくは海野スクールと呼ばれる。モットーは、教育者は人を育て、人を励まし、人に勇気を与えること。
著書に『天文・地文・人文』(東京書籍)、共著に『星と銀河の世界』(岩波書店)、『されど天界は変わらず・上諏訪日誌』(東京大学理学部天文学教室編)、『Nonradial Oscillations of Stars』(京大出版)ほかがある。

「2014年 『宇宙マンダラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海野和三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×