服部みれい詩集 だからもう はい、すきですという

著者 :
  • ナナロク社
3.75
  • (6)
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 149
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904292402

作品紹介・あらすじ

いま注目の文筆家、『マーマーマガジン』編集長の服部みれいが贈る発光する愛のことば。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 表題作は良かった。ストレートに心が表現されていて、読んでいて気恥ずかしさも感じながらも、なんかドキドキした。若いころに味わったあのころのほろ苦さとともに。

  • みれいさんのキラキラした素直な言葉が飛び出している。晴れた日の公園でも読みたい。雨の日のうちのソファでも読みたい。

  • 以前から気になりながら読む機会のなかった服部みれいさんの詩集。

    みれいさんの本やブログの内容が脳内再生される感覚。だけどどうしても普段のように速く読み進めようとしてしまう。
    詩はもっとゆっくりと味わいながら読んでいく方がいいんだろうな。

    福ちゃんと出会って一気に恋愛モード全開になるのがステキ!でした。

  • 149

    いかなることばの連なりだって
    まちがいなく時、なのである。









    君の軸はどこにあるの?

    君の軸はどこにあるの?
    その軸はどこへつながっている?

    その軸は宇宙の中心へ?
    その軸は地球の真ん中へ?
    その軸は愛の中央へ?

    それ以外ならば

    君、これから喫茶店へ行って
    ノートをひらいて、ペンのキャップをとって
    自分がどうしたいか
    かんがえる時間をもったほうがよさそうだ









    愛を知ったら

    ケンコバもいい
    フジモンもいい
    ロンブー敦だって

    テレビを観ていたら、
    どの男もいとおしくみえました
    誰が、というのではなく全員を愛せる

    どの男ともセックスできるか
    想像してみたら
    誰とでもできるっておもいました

    淫乱という意味じゃないんです
    わたし、ひとつ愛を知って
    そうして
    誰をも愛せるようになったんです









    なんでもかみさまにきいてみよ
    なんでもかみさまにきいてみよ
    まよったらかみさまにきいてみるの
    おほしさまでもいいし
    木々でもいいの
    どんなところにもかみさまがいて
    どんなときも
    わたしたちをみつめている

    おふろにはいったほうがいい?
    はやくねたほうがいい?
    おなかすいたけれどたべたほうがいい?たべないほうがいい?

    かみさまはこういうよ

    すきにしていいよって

    こうしちゃいけないことなんて
    なにひとつとしてないんだよって




    *・*・*・

    偉大なる大きなもの、愛、遊びの時代
    一昨年から出会う人たちから与えられてきたキーワードがここにも
    もう、この時代がきてるんだ
    みんな、根底に流れている考えは同じで
    これを忘れて生きると、わたしは、苦しくなっちゃうんだ
    逆に、これさえちゃんと自分の中に確立しておけば
    いやなこともできるし、そもそもいやなことをやるという選択肢が生まれないし、いい生き方ができるんじゃないかって。わからないけど。安心する。地に足がついている、かんじ。

    詩集なんてほとんど読まないんだけど、これはすごくよかった
    よくわからないことばでかかれているのに、すとん、と胸におちるかんじ。
    海外の安宿で、たまたま知り合った人と話してる、気軽だけど、重要なことを。

  • 世界が好き、目の前の人が好き、自分が好き。
    世界をまるごと抱きしめているような、
    愛に溢れた言葉たちが素敵な詩集でした。

  • 恋はなかなかうまれない。

  • 服部みれいさんの言葉ほっとする。
    楽しく豊かに生きているのが伝わってきます。

  • 内容が薄く感じました。
    期待していたし1575円という値段もあって、少し残念でした。
    突いているところもあれば、ふわふわしたところもありました。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

服部 みれい(はっとり・みれい):文筆家、詩人、『murmurmagazine(マーマーマガジン)』、詩とインタビューの雑誌『まぁまぁマガジン』『murmur magazine for men(マーマーマガジンフォーメン)』編集長。著書に、『あたらしい自分になる本 増補版 SELF CLEANING BOOK』『自由な自分になる本 増補版 SELF CLEANING BOOK2』『わたしの中の自然に目覚めて生きるのです 増補版』(ちくま文庫)、『自分をたいせつにする本』(ちくまプリマー新書)、共著に『わたしが輝くオージャスの秘密』(蓮(★正字)村誠=監修、ちくま文庫)などがある。

「2023年 『うつくしい自分になる本 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

服部みれいの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×