魔術士オーフェンはぐれ旅 解放者の戦場【初回限定版】

著者 :
  • ティー・オーエンタテインメント
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904376980

感想・レビュー・書評

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  • 世代が変わっても読者のワクワク感は変わらない。物語が深くなっているのと同時に、世代が変わったことで深みが増しているのだ。今のオーフェンはかつてのチャイルドマンの立場にいる。過去の物語と因果を知っているから、マヨール達の行動がかつてのキリランシェロと被ってしまう。それが読者にとって嬉しいのだ。

  • 様々な人々と思惑が交錯する。今回、ベイジット側から見ることによって少しわかりました。優秀な魔術士であることを求められる家。マヨールはそれを受け入れて、ベイジットはそれに反発していたのですね。いろんな角度から物事が描かれていて面白いです。魔術士を正義の味方だと思っていたわけではないけれど、革命闘士にも家族や生活があり、それが魔術士によって破壊されて来たこと。複雑に問題が絡まり合い解決を困難にしていく。なんだか、もやもやするけど、それも続きが気になる原因。

  • きな臭さと腹の探り合い。

    前回魔王術記録碑について納得できないと書いたけど、議会を通して人々に知れ渡ることでヴァンパイアを倒した記憶は守られる、という方向に動いたようだ。といってもその前に事件が発生。

    書いてて思ったけどヴァンパイアって、記録碑狙ったってことは魔王術の性質がわかってるのか。
    シマスは強度が進んで知能低下してから碑を破壊したように思うんだが…どうなんだろ。
    自我でなく何かほかに、ヴァンパイア化することで特別な意志に導かれるとか、そういうことがあるのか?
    それとも本能で?

    ヴァンパイア化を自己制御できる「クリーチャー」が登場。
    ヴァンパイアだけでも色んな形態で攻撃してきて厄介なのに、さらに人化リスクもなく統制取れる状態になるとか、やばいなー。

    ケイロン倒した世界樹の紋章の剣。
    いつかの空と地上がひっくり返る刑罰の時も思ったけど、天人種族の発想は面白い。

    あとはー、女性陣がキンタマだのチンカスだの下品で笑った。
    今回はなんかこう、政治やら情勢の絡んだ探りあいの会話が多かったから、罵詈雑言のストレートな言葉が気持ちよく感じる。
    新キャラのダンも好きなんだが、まさか隊があそこまで壊滅するとは。
    ダジート襲撃~殺害は後で回想あるんだろうか。

    最後はスウェーデンボリー、お前かよ!
    まったくなんなんだよこの創造主はよー。何考えてんだ?
    手のひらの上で遊ばれちまったぜまったくよー。
    オーフェンはオーフェンでビルぶっ壊すし。まあでも彼はやっぱこうでないと。
    次巻から本格的に行動開始だろうか。わくわくしますな。


    『と、魔王は考える』
    ラッツベインとラチェットのやり取りがかわいかった。もうちょっと見てみたい。
    エッジはエッジで好きだけど、彼女とラッツベインはほんとに口論になるからなー。

    しかし校長先生は大変だ。
    戦闘シーンはマヨールのものより前傾姿勢で読んでるのに気づいて、まだ自分の中で主人公はオーフェンなんだなと気付かされた。

    コギーがこっそりよこした秘書もかっこいい。
    今更ながら、無謀編の設定とはぐれ旅の設定とを織りまぜて新シリーズに繋げてる秋田さんの辣腕。すごいね。

    http://haiiro-canvas.blogspot.jp/2013/03/blog-post_24.html

  • 買いに行ったら本屋にあったからなんとなく初回限定盤を買いました。
    インタビューやラフが載ってるけど、お話は文庫からの完全再録なので私的に初回限定盤としては評価ちょっと下がって☆4つ。本編オンリーなら☆5つ。
    値段としては500円くらい違うだけだったからまぁ妥当?

    解放者の戦場。ボブ&キャンディー夫妻の話。
    イシリーン前巻から好きでしたがさらに好きになったかも。
    ベイジットはあまり考えずに動いてその動きが的確すぎてどんどん泥沼になっていってる気がする。
    クリーオウはフルネームとか妻とかそんな書かれ方しかされてなかった気がしたけど普通に書かれてたのでほっとしたり。あとはレキかー。

    と、魔王は考える。魔王様の一日の話。
    オーフェン割り切っちゃったなーオトナになっちゃったなー思っていたけどこういうの読むとちょっと安心する。

  • まさに駒が出揃うまでの話。
    校長に動きがないので個人的な盛り上がりは未だ…
    相変わらずコルゴンもといエドが男前。

    めちゃくちゃ笑ったシーンがあったんだが、何処だっけな。。。

  • 2012 6/19読了。WonderGooで購入。
    オーフェンは騎士団壊滅の責任で拘束され一回休み巻。
    その機をついてキエサルヒマから訪れ革命を支援しようとするヴァンパイア集団、原大陸の革命闘士たち、魔王術のことが露呈して危機においやられた魔術師たちの三すくみ状態の中、マヨールとベイジット兄妹が再び邂逅する。

    ・・・なんていうか、イシリーンさんぶっこわれキャラになってきましたね、しかし・・・。

  • オーフェン率いる魔術士VSカーロッタ率いるキムラック派の構図に新たに”リバティ”という集団も加わって更に混沌とした形になってきました
    いまだにスウェーデンボリーの思惑が分からないしカーロッタは依然行方不明のままだしシマスも捜索中と不安要素を大いに残したまま次巻という形になったので次の巻がすごく楽しみです
    キャラクターはイシリーンが以外と良い性格していて笑いましたw

  • 読み続けるとは思うが、正直昔ほどのワクワク感はなく。

    理由としては、
    ・話が難しい(世界観が難しい、昔より)
    ・話の区切りが分かりづらい(前作はもっとコンパクトだったらような)
    ・自分の加齢
    かな。

  • C-

    オーフェンの新作だから

    前シリーズ読んでないとわかんないし、よんでてもわkなんない
    面白くない。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』でファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。「魔術士オーフェン」シリーズが累計1000万部を超える大ヒットとなり、ライトノベル作家として活躍を続ける。一方、一般文芸、アニメノベライズ、PCゲームの脚本などにも活動の場を広げている。その他の著書に『機械の仮病』『虐殺機イクシアント』「巡ル結魂者」シリーズなどがある。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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