12・16不正選挙

  • リチャード・コシミズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904801369

感想・レビュー・書評

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  • 興味深い内容でした。自民党だったら不正選挙やりそうだな。

  • 2か月ほど前(2012.12)の総選挙の結果、日本は大きく変わっています。現在も進行中で、昨日は安倍総理がオバマ大統領と会談し、共同声明を出していました。日本語訳は例によって難解な表現が並んでいて、後でどのようにも解釈できそうな内容でしたが、「TPPは農産物のみを例外として進める、つまりサービス(医療・年金等)は予定通り自由化」と書かれていたように私は思いました。

    この本のタイトルは衝撃的ですが、今回私は未来党に投票しました。彼等の結果は惨敗で、見るも無残なものでした。各党の主張を読んで、自民党よりは未来党のほうがという思いでの行動でした。

    得票率は5%程度で、私の意見は少数意見なのだと理解していましたが、どうしても気になったのが「戦後2番目に低い投票率」と「私が投票所に行ったときの長い列」が結びつきませんでした。投票所が近いこともあり、この15年間は毎回投票していますが、投票所に入るのに長い列を見たのは初めてでした。

    これがこの本を読もうと思ったきっかけです。著者のコシミズ氏はこの本を自費出版で頑張っているようです。この本に書かれていることがすべて本当なら、今の日本がひっくり返るくらい衝撃的です。複雑な気持ちですが、この本の内容がすべて真実でないことを祈りたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・2000年の米国大統領選挙では、票がまともにカウントされていればゴア候補の勝ち、この猿芝居を可能(ブッシュの勝利)にしたのが、開票を請け負う私営企業「ヴォルター・ニューズ・サービス」という大手マスコミ6社によって作られる企業体、日本のような選挙管理委員会はない(p9)

    ・投票所の規模が大きくなればなるほど、不自然にロムニーへの投票率が上昇し、対称的ロンポールの得票率が下落する、これまでの予備選挙では見られない現象(p13)

    ・電子投票システムは、カリフォルニア・ジョージア・オハイオ・テキサス等で採用されている、親会社は共和党へ多額の献金をしている(p15)

    ・2004年度の大統領選挙に投票した有権者の合計人数と、下院の職員が集計した投票用紙の差は、340万票(p17)

    ・311当時多発人工地震テロの目的は、凋落した米国経済を破綻から救うこと、米ドル暴落を阻止すること、東北沖400キロに無数の水爆を仕掛けた(p23)

    ・311の3連続地震を「極めて異例なことで少なくとも我々は経験したことが無い」と記者会見で述べた気象庁は二度とテレビにでなくなった(p24)

    ・多くの人が投票に足を運んだのは、「10年以内に原発全廃」「消費増税凍結」「TPP反対」「最低保障年金」であった、これらが死活問題だと思っていた(p32)

    ・ネットとマスコミの政党支持率は全く異なる、2012.11.23では、国民の生活が半数程度で、無党派や自民の合計よりも多い(p34)

    ・日本を核武装するには、原発を続けてプルサーマルを継続してプルトニ
    ウム生産が必要になる(p56)

    ・米国は、日本の金融・保険・医療の市場を横取り(自由化)しようとしている、国民皆保険制度はTPPの規定に反する(p61)

    ・米国の医療分野における要求は、1)ジェネリック薬品を使わせない、2)薬価決定に米企業参加、3)ISD条項導入、4)手術方法の特許化(p64)

    ・野田政権になってから、対外支援金は31兆円を超えた、為替介入で14兆、IMF拠出金で5兆円、日韓スワップで5兆円近く(p74)

    ・米国紙幣はFRBが独占しているが、記念硬貨は財務省が発行可能、ならば1兆ドルプラチナ硬貨を発行してFRBに預けて財務省口座に計上して決済に使おうという考え(p78)

    ・自民党の全国比例得票数は、実は前回の2009年衆院選よりも減っていた、今回の1662万は、05年の2588万、09年の1881万票よりも低い、これで多数議席をとるには、対立候補の票を捨てたという手口が考えられる(p117)

    ・静岡8区では、無効票が全然なかった、お年寄りの丁寧に書かれた票が見当たらない、選挙の内実を知らない人が偽票を書いている(p134)

    ・全国の30%の投票所を8時より前に閉鎖した(p152)

    ・民主党議員がほとんど落選する中で生き残ったのは、前原・岡田・安住・枝野氏のみ(p156)

    ・プーチンと李克強、この二人が極東における手助けをしてくれるだろう、小沢一郎は彼等と盟友(p163)

    ・未来の党の今回の得票率は 5.69%だが、共産党より低いことになっている、ネットアンケートでは 75%(p196)

    ・受験勉強とは、人生の中で唯一脳細胞を痛めつけるチャンスである、こうして人間の脳は開発される(p263)

    2013年2月24日作成

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著者プロフィール

リチャード・コシミズ Richard Koshimizu
知性と正義を唯一の武器とする非暴力ネット・ジャーナリスト。1955年東京生まれ。青山学院大学経済学部卒業後、商社勤務を経てジャーナリスト活動に入る。オウム事件、911テロ事件、衆参院選の不正選挙、さらには巨大宗教団体の背後のユダヤ金融資本勢力の存在を追求して旺盛な言論活動を展開、ウェブサイトは1億7000万超アクセスと絶大な支持を受けている。

「2016年 『日本も世界もマスコミはウソが9割 出版コードぎりぎり[FACT対談]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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