- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905194576
感想・レビュー・書評
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小さな王国に住む小さな王様は、ある日、大きな森で見たことがないような動物を目にする。
そこで王様は、騎士のプチパにその動物、雪のように白く風より速く走り、額に角が一本ある動物を探してくるように言う。
その後は子どもが喜びそうな展開。騎士は大鷺やヤギやサイや、いろんな動物を連れてくるけれども、どれも違う。
「これ?」
「ちがう」
「これ?」
「ちがう」
……
という反復のリズムは、読み聞かせをしたらきっと子どもたちが喜ぶだろうと思う。
さて、騎士には見つけられないのに、お妃が森へ行くと、なんとユニコーンと出会う。
妃はそのユニコーンを城に連れて行く。
しかしユニコーンは、いたれりつくせりの待遇をうけるのだがやがて病気になってしまう。
そしてまあ予想どおり、ユニコーンはまた森へ帰っていくわけだけれど、
この動物がユニコーンである必要はあったのか、というのが正直な感想。ユニコーンであることで、空想の産物は現実世界では生きられないのだという、ちょっと哀しげな話になってしまっている気がする。
あるいは王様たちの住む世界は意識の世界で、ユニコーンの住む世界は広大な無意識の世界とでも言いたいのだろうか。でもそれにしては、そこまで意識して作られているようにも見えない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人向けの寓話のような絵本。子どもに借りたが母のみ。
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小1息子の選書。海外の絵本、キレイでわかりやすかった✨
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読みやすくわかりやすい上に美しい絵。
とてもいい。