- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905349440
作品紹介・あらすじ
ミスチルに支えられた日本代表
サッカーに救われた桜井和寿
2つの国民的コンテンツが
交差した場所から探る
「平成」のムードとスピリット。
宇野維正×レジー
footballistaが贈る「サッカーと音楽」
<目次>
序章 ミスチル世代とは何か?
第1章 JリーグとJポップの共犯関係
第2章 1998年のMr.Childrenとフランス大会
第3章 中田英寿が変えたもの
第4章 日本サッカーの日本化、Mr.Childrenの日本回帰
第5章 長谷部誠とはMr.Childrenである
第6章 本田圭佑というMonster
第7章 「自分らしさ」の檻
終章 平成が終わった後の日本代表とMr.Children
<著者プロフィール>
宇野 維正/Koremasa Uno
1970年、東京都生まれ。映画・音楽ジャーナリスト。音楽誌、映画誌、
サッカー誌の編集部を経て、2008年に独立。著書に『1998年の宇多田
ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』(くるりとの共著、新潮社)、
『小沢健二の帰還』(岩波書店)。編著に『nakata.net ITALY WALK』
(角川書店)、『ap bank fes ‘09 official document』(ポプラ社)など。
レジー/regista13
1981年、千葉県生まれ。会社員兼音楽ブロガー・ライター。2012年に
立ち上げた「レジーのブログ」での音楽シーン分析が話題となり、そ
の後は一般企業勤めと並行して複数の雑誌やウェブメディアに寄稿。
著書に『夏フェス革命-音楽が変わる、社会が変わる-』(blueprint)。
Mr.Childrenファン歴、柏レイソルサポーター歴ともに約25年。
感想・レビュー・書評
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ミスチル好きな自分にとっては、日本代表サッカーの歴史と共にミスチルの歴史も振り返る事が出来て、とてもワクワクした内容でした。
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日本代表の元キャプテン長谷部をはじめMr.Childrenの音楽を思春期から聴き続けてきた世代を敢えて「ミスチル世代」と称し日本代表とMr.Childrenの軌跡と関連を対談形式で振り返る。サッカーと音楽を対等な熱量で論じる技術と情報は斬新かつ新鮮。
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サッカーもミスチルも好きなので、読みました。
時代と両者の関わりが振り返られ、平成史の切り口としてはおもしろかった。
世代交代されることでまた新しい見方が生まれるのも悪くはないのかもしれない。 -
サッカー日本代表の舞台裏、平成という時代観が垣間見えた気がします。
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レジーさんと同い年の自分はまさにミスチル世代。Jリーグやサッカー日本代表に熱狂してきて、ミスチルにはそんなに思い入れはないんだけどビッグバン起こしてた時は鮮明に覚えてるし、面白くてニヤニヤしながら読んだ。
絶対にサッカー専門誌のライターからは出てこない視点だし、最近サポーターも戦術的な視点ばかり持て囃して内向きな傾向が強いかも、と感じることもあるので、「Number 文学」亡き後(まだ生きてる?)、文化として広がりをもたらすには外からの視点って必要だよな、と思った。 -
毎回聞いてる『POP LIFE : The Podcast』#93 で宇野さんが本田さんについて言及し回を聞き、いてもたってもいられず即購入。
正直、日本代表にもMr.Childrenにも全然あかるくないのでどれだけ理解できたかはおぼつかないが、対談本として、かつ宇野さんらしさも出てたという面でもすごく楽しく読ませていただきました。 -
平成時代の「日本サッカーにまつわる事」を音楽畑のサッカーファンが対談で振り返る。ミスチルは聴いたことがないが、ジーコからハリルに至る代表チームのレビューとしてだけでもおもしろく読んだ。
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2019年3冊目。
読んでからずいぶん時間が経ってしまったけど、サッカーもミスチルも好きな人間としては読まざるを得なかった本。
「Jポップ」という呼称の直接的なきっかけは「Jリーグ」の発足だったそうで、日本サッカーの歴史と、Jポップを代表するものとしてミスチルの歴史を重ね合わせながら著者の二人が対談形式で考察していく。
サッカー×ミスチルといえば、やはり名波浩(個人的には、長谷部以上に名波のイメージ)。
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「LOVEはじめました」の「でも このあとニュースで中田のインタビューがあるから それ見てから考えるとしようか」って歌詞を初めて聴いた時、思わず心配になったのは名波の気持ちだった(笑)
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ここは爆笑だった。でもたしかにこの歌で出てくるべきは名波じゃないな、と納得。
ミスチルは、あと何年日本サッカーとともに歩んでくれるのだろうか。いつまでも聴き続けたい。