欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて

著者 :
  • ソル・メディア
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本棚登録 : 206
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905349464

作品紹介・あらすじ

日本サッカーが世界で勝つには、
ポジショナルプレーを知らなければならない

▼ポゼッションではなく「ポジションの支配」
▼5レーン理論による「ハーフスペース」の有効活用
▼「数的優位」「質的優位」「位置的優位」の3つの優位性
▼名将グアルディオラが言語化したサッカーの新しい解釈

「ポジショナルプレー」という概念を日本のサッカー論談に持ち込んだ
WEB発の新世代ライターが徹底解剖!
ベガルタ仙台・渡邉晋監督の特別インタビューも収録!

感想・レビュー・書評

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  • ペップやクロップなどの名監督が実際に採用している現代サッカー戦術を精密に分析し解説した本。

    解読に非常に苦労した。普段は戦術を意識して観ないので1つ1つ理論を理解するのが大変であったが、様々な角度から分析されており勉強になった。特に「偽サイドバック」「5レーン」などは普段何となく観ていたものが言語化されていて興味深かった。とはいえ未解読の部分もたくさんあるので繰り返し読みなおしたい。

  • ポジショナルプレーの原則を解説する本なのだが、この本はどの層をターゲットにしたんだろうと思ってしまうほど、余計な修飾が多くちょっと読みにくいのが難点。
    日本の◯◯選手の所属する、などのような情報が、この本を読む人がそんな情報欲しいとは考えにくい。

    ゴールシーンなどを文章で説明する場面が多いがポジショナルプレーという抽象的な概念を説明する上でそれはちょっと厳しくないか。
    何秒か毎の図を使ってまさに「動的に」解説してほしいなと。

    渡辺晋監督のインタビューとか、後半の戦術的ピリオダイゼーションのところが個人的には一番面白かった。

  • よくJリーグのサッカーを観戦に行くので、お勉強として読んでみた。
    5レーン理論、偽サイドバック、0トップ、ハーフスペース等々、ヨーロッパの新しい考え方がわかる。。。はずだけど、この本は難しい。
    前に読んだ「モダンサッカーの教科書」の方がわかりやすかったかな。

  • アイルランドがポジショナルプレーを導入しようとしているのは意外だった

  • 言語化ほんと楽しい。

    渡辺監督との対談でベガルタでも共通の言語で会話できるように指導していると言っていて
    日本のプロアマのどのくらいのチームがそういうことをしているのかな?と素朴な疑問が浮かびました。

    サッカーも野球くらい言語化できてきたらもっと文化になっていくのかな?とも思いました。

  • 最新のサッカー理論に触れる。野球の様に局面が整理されていないから、凄い抽象的な話が多かったけど、ミクロな局面でのビルドアップの仕方などはなるほどなと思うことはあったけど、やっぱ理解できない。

  • サッカーの言語化はおもし

  •  現代サッカーにおける頻出ワードである「ポジショナルプレー」について、様々な角度からその難解な存在を紐解こうとした意欲作である。
     内容的にみると、学術的に整理された一冊ではなく、あるテーマに寄せて書かれた論文集のようなニュアンスを感じる研究報告書のような一冊である。

     それだけに、「この一冊を読めばポジショナルプレーがわかる!」という明快な類の解説本とは言いづらいだろう。
     どちらかと言えば「ポジショナルプレーという概念を研究し、咀嚼していく過程で得られた知見を並べた一冊」という本であり、我々は著者の後追いをする形でこの概念を知ることができる形だ。
     腑に落ちるまで読み込み、自分なりに解釈して理解することに努めないと、おそらくこの書籍から得るものはそう多くないに違いない。

     一読した上での感想であるが、これはなかなか骨の折れる本だと思わされた。
     また再読してより深くポジショナルプレーの世界を読み込んでみたい。が、とりあえず、ここでは労作に敬意を表して星五つで評価しておく。

  • 結局何やねん

  • “ポジショナルプレー”の理解を助けてくれるのはもちろんだけど、各国の組織(強化方法)が印象的。トップが現状維持ではなく、最新の技術に追いつけ追い越せの仕組みを考え、リーダーシップを発揮している。
    これはサッカーに限らず言える話で、日本はどの業界でも既得権益が守られてばかり。温故知新はもちろんだけど、変わることを恐れない風土を作っていかないとな、という感じ。
    あとやっぱりDAZN契約しよう。(今更感)

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著者プロフィール

1990年生まれ、宮崎県出身。スコットランドへの留学を経て、フットボールライターとしての活動を開始。海外の文献、論文を読み解くスキルを活かし、ヨーロッパの概念を日本に紹介。通訳・翻訳・編集・インタビュアーとしても活躍の幅を広げている。2019年に『欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて』(ソル・メディア)、20年に『“総力戦"時代の覇者 リバプールのすべて』(同)、21年に『フットボール新世代名将図鑑』(小社)、22年に『TACTICAL FRONTIER 進化型サッカー評論』(ソル・メディア)、『サッカー戦術の最前線 試合を観るのが10倍楽しくなる』(SBクリエイティブ)を上梓。

「2023年 『フットボールヴィセラルトレーニング 無意識下でのプレーを覚醒させる先鋭理論[導入編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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