サルビルサ

  • 架空社
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784906268986

感想・レビュー・書評

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  • 「モジモジモジ」「ジモジモジモ」
    と戦う(?)サルビ軍とビルサ軍。

    結末がおもしろい。

    そして、「円満」という言葉通り、「円」って平和だなあと実感。

    長谷川摂子さんは、「私がサルビ軍、みんなはビルサ軍ね」と決めて読み始めるのだそう。

    機会があれば、お試しを。

  • 読了。

    『サルビルサ』とはいったいどういう意味なんだろう?

    登場人物が意味が分からない言葉をしゃべっている。
    あえてそのようにしたのは、何でかなーと考えてみたり。

    彼らは、相手の言葉を理解してたのかな。まぁ、何となくはしてたに違いない。読者であるわたしも、ニュアンスは通じるから。

    と、いろいろ考えてしまう絵本。

  • 絵本カフェにて。
    絵力が凄い!!w(*゚o゚*)w
    絵のインパクトと言葉
    獲物を巡っての
    『モジモジモジ』
    『ジモジモジモ』と言う言葉が
    やがて 『ビルサ』 『サルビ』となり戦う2つの国
    言葉遊び?と言うのか…
    『ビルサ』 『サルビ』と言葉が氾濫して戦う様が圧巻
    戦いの果てにあるものは……
    ページをめくるたび『ほう、ほう』と声を出してしたσ(^∇^;)ははー

  • お気付きの通り、タイトルが回文になっています。

    意味は判別できないのですが、内容は、戦争の馬鹿馬鹿しさを表現しているのかと思われます。

    ですが、決して重苦しい内容じゃありません。

    ジモ、モジ、ビルサ、等、意味不明な言葉が勢いよく飛び出して来て、読んだ人、観た人、それぞれの心に、違った印象が浮かぶんじゃないかな?

    色彩豊かで強烈な画風と回分のセリフ廻しに、
    ハマる人はハマる、

    つまんないと感じるのは大人だけ、


    何故か子供は大好きになる、


    そんな一風変わった作品です。


    ハマった僕は、幼稚なのかなぁ…

  • 不思議な言葉で展開。なんていっているのか想像がふくらみます。

  • かなりアヴァンギャルドな絵本を読んでしまった……3分もかからずに最後のページまでめくってしまった後、たっぷり5分間はこの作品の意味するところを考えてしまいました。

    絵は緻密、しかしどことなく恐ろしい、台詞はそれ単体としては意味不明、ただひたすら理解不能な言い合いをして……描かれている現象は分かります、ですが過程が一見、意味不明なのです。

    だから考えます。もしかしたら、子供なら考えるまでも無く感じられるのかもしれません。でもそれが出来なかったワシは考えます。そして一応、簡単ですが自分なりの解釈ができましたし、腑に落ちました。

    その解釈の正解を求めることは無粋でしょう。絵の持つ力、絵本の持つ手法、それを感じながらそれぞれの物語を感じるのが、本作の魅力なんだろうと思います。

  • 読み聞かせしてやりたい本だなあ、と思ったよ

  • 意味がわからず読むのが難しい、けれど楽しい。

  • サルビ、ビルサ。
    カナズ、ズナカ。

    サルビルサ・
    サルビルサ。

  • 戦争をバカバカしく描くことによる戦争批判の絵本と思いました。が、先日そうじゃない解釈の人もいるんだとわかって、本棚に。

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著者プロフィール

スズキコージ
1948年2月28日静岡県浜松市生まれ。地面への落書きから現在に至る。絵本作品に『ブラッキンダー』(イースト・プレス)、『コーベッコー』(BL出版)、『ドームがたり』(作・アーサー・ビナード 玉川大学出版部)など多数。

「2019年 『あの日からの或る日の絵とことば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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