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- / ISBN・EAN: 9784906268986
感想・レビュー・書評
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「モジモジモジ」「ジモジモジモ」
と戦う(?)サルビ軍とビルサ軍。
結末がおもしろい。
そして、「円満」という言葉通り、「円」って平和だなあと実感。
長谷川摂子さんは、「私がサルビ軍、みんなはビルサ軍ね」と決めて読み始めるのだそう。
機会があれば、お試しを。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。
『サルビルサ』とはいったいどういう意味なんだろう?
登場人物が意味が分からない言葉をしゃべっている。
あえてそのようにしたのは、何でかなーと考えてみたり。
彼らは、相手の言葉を理解してたのかな。まぁ、何となくはしてたに違いない。読者であるわたしも、ニュアンスは通じるから。
と、いろいろ考えてしまう絵本。 -
お気付きの通り、タイトルが回文になっています。
意味は判別できないのですが、内容は、戦争の馬鹿馬鹿しさを表現しているのかと思われます。
ですが、決して重苦しい内容じゃありません。
ジモ、モジ、ビルサ、等、意味不明な言葉が勢いよく飛び出して来て、読んだ人、観た人、それぞれの心に、違った印象が浮かぶんじゃないかな?
色彩豊かで強烈な画風と回分のセリフ廻しに、
ハマる人はハマる、
つまんないと感じるのは大人だけ、
何故か子供は大好きになる、
そんな一風変わった作品です。
ハマった僕は、幼稚なのかなぁ… -
かなりアヴァンギャルドな絵本を読んでしまった……3分もかからずに最後のページまでめくってしまった後、たっぷり5分間はこの作品の意味するところを考えてしまいました。
絵は緻密、しかしどことなく恐ろしい、台詞はそれ単体としては意味不明、ただひたすら理解不能な言い合いをして……描かれている現象は分かります、ですが過程が一見、意味不明なのです。
だから考えます。もしかしたら、子供なら考えるまでも無く感じられるのかもしれません。でもそれが出来なかったワシは考えます。そして一応、簡単ですが自分なりの解釈ができましたし、腑に落ちました。
その解釈の正解を求めることは無粋でしょう。絵の持つ力、絵本の持つ手法、それを感じながらそれぞれの物語を感じるのが、本作の魅力なんだろうと思います。 -
読み聞かせしてやりたい本だなあ、と思ったよ
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意味がわからず読むのが難しい、けれど楽しい。
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サルビ、ビルサ。
カナズ、ズナカ。
サルビルサ・
サルビルサ。 -
戦争をバカバカしく描くことによる戦争批判の絵本と思いました。が、先日そうじゃない解釈の人もいるんだとわかって、本棚に。