となりの認知症 (〈1〉)

著者 :
  • ぷねうま舎
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906791156

作品紹介・あらすじ

■ 答えのかえってこない、しじまを前にして、どこに心の拠り所を求めればよいのでしょう。どうすれば「関係」をつくれるのでしょう。
■ そこには言葉を超えたコミュニケーションの可能性があり、生きられた豊かな時間の堆積との交感があります。その苦しさを、終幕ではなく、お互いに変わり合う、新しい経験の場にするために。
■ 精神科や高齢者介護の現場での二十数年におよぶ経験を踏まえて、「患者」ではない、・その人・に寄り添うとはどういうことかを考えます。
■ ダンスを通した認知症高齢者との対話の実験(現代舞踏家・砂連尾理)や、文学・音楽など諸ジャンルとの共働によって、沈黙に豊饒な匂いと音を聞き分ける方法を探ります。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50309085

  • 第25回アワヒニビブリオバトル「記憶」で発表された本です。
    チャンプ本
    2017.05.09

  • 臨床哲学の西川さん、ということで読んでみたけど、なかなかに読みづらい。いいことをいっているんやろうなぁということはなんとなく感じるけれども、不完全燃焼、というかんじかな。
    ディスコミュニケーションを大切にしているところは、さすがは臨床哲学のひと、というところ。

  • 看護・介護の現場で働いてきた著者は、認知症との向き合い方について「遠すぎもせず近すぎもせず、となりに居ること」と表現しています。
    家族や友人が認知症であり、不安や困惑、愛情と責任感、伝わらないもどかしさなど、たくさんの感情を自分でどうすることもできない人がいたとしたら、ぜひこの本を読んでみてください。

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著者プロフィール

1957年、大阪生まれ。専門は、看護と臨床哲学。元大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任教授。現在はNPOココペリ121理事。高校卒業後、精神科・透析治療・老人介護の現場で看護師や介護士として働く。一方で関西大学の2部で哲学を学び、後に大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在は「認知症コミュニケーション」の研究を行いつつ、哲学カフェやダンスワークショップなどの活動にも取り組む。著書に『ためらいの看護』(岩波書店)、『となりの認知症』(ぷねうま舎)、『「一人」のうらに』(サウダージ・ブックス)など。共著に『ケアってなんだろう』(小澤勲編、医学書院)など。

「2022年 『ためらいの看護』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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