大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector (オーバーラップ文庫)
- オーバーラップ (2014年5月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906866809
作品紹介・あらすじ
「俺は大英雄キサラギだ。」"目覚めよ。"と言われて目覚めると、そこは見知らぬ世界だった。「まるでゲームのような世界」グリムガルで生き抜くために、俺たちは戦うしかない…が、与えられた道なんてごめんだね。俺は俺の道を行く。神宮のイチカ、魔法使いのモモヒナを従え、手始めにオークをぶっ殺しに行った俺は、死にかけた冒険者から魔剣「ソウルコレクター」を託される。これさえあれば、職業なんて関係ない。「無職」のまま、本当に英雄になってやる。十文字青が送る、新たな英雄譚がいま幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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アホの子と、モデムみたいな名前のヒロインが出てくる話。
とりあえず、目的がないんで何のための行動かさっぱりわからん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
気が付いたら見知らぬ世界で、自分に関する記憶もない。
主人公は男で、彼の一人称で話は進みますが
そもそも彼らは同じ場所から飛ばされたのか。
それすらも謎です。
女の子の一人が、妙な名前なので…。
この呑気さ具合から言って、もしかしたら
あだ名なのかも知れませんが。
1話がやたらに短いと思ったら、ネットで掲載していた
小説を1冊にしたようです。
読みやすいし、区切りがつきやすいです。
今の所、ほぼ森の中状態なので、想像もしやすいですが。
途中参加のエルフも出てきて、異世界チックに
なってきました。
しかし主人公。
どこにも所属してないわけですが、この先それは
どこかで不利になるのでしょうか? -
十文字先生お得意の?おっぱいとツンデレと天然。ゲームはコツコツ派なので、行く道とか無視してガンガン自由に進んでいく無敵モードも面白いなと思いました。ラッキーマンキサラギがどんなラッキーに見舞われるのか今後も楽しみです。
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灰と幻想のグリムガルと同じ世界観のお話です。
だけど、スピンオフとか同じ時系列の話ではないそうです。
あくまで同じ世界観の別のお話と割り切る。
なんですが、こっちのお話はチートアイテム手に入れてTUEEEEって状態でガシガシ進むので
灰と幻想のグリムガルを先に読んでると
あの苦労はなんだったんだ・・・って思っちゃう。
その辺許せる、許せない人がいそう。
同じ時系列(世界線)とかだったらクソ評価だけど
自分は割り切れたので普通に楽しめた。 -
グリムガルを舞台とした新しいシリーズですが、正直かなり微妙です。もとのシリーズで作り上げていた、死が隣り合わせの厳しい世界観が、がらがらと音を立てて崩れていくような感じです。
「灰と幻想のグリムガル」が気に入っているなら、こちらの作品は読まない方がいいかもしれません。 -
人物観察力がある以外は平凡な主人公キサラギが、特に努力もせずに持ち前の強運のみで、なんだかんだ大冒険を繰り広げる話。運がいいというのを自覚してなお、それを実力だと自認する主人公が清々しい。
同著者の『灰と幻想〜』と世界観が共通というのが面白い。地道に努力して命からがら生き延びるハルヒロ達に対して、強アイテムと勘違いで生きるキサラギが存在しているというのは、現実あるある過ぎて辛い。ハルヒロ達のいい引き立て役だった、逆の意味で。 -
「灰と幻想のグリムガル」と同じ舞台・同じ時代、同じように記憶を失って義勇兵としてやっていく主人公たち…なのだけど、まったくテイストが違います。
あっちは「平凡な主人公」タイプ、そしてこっちは「俺TUEE」タイプ、かな?ハーレムだし。まあ、題名を見た通りである。こっちは悲惨な展開を覚悟しなくても良さそう。…まあ十文字さんだし油断はできませんが。
ただ、ずっと主人公の服が「NEET」なのはちょっと微妙だった。せっかくカッコつけとるのに…