KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 下巻

  • 京都アニメーション
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784907064440

感想・レビュー・書評

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  • とても面白かった!!暁本の上下ものは、下巻が面白いという法則があるのか!
    なんといっても、最後の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の章を読むために、今まで全編から飛行手紙までを読む必要があったのか(まだるい!しかし重要)と、思った。超ハッピーエンド!!スキッとする。アニメ版はギルベルトは生存不明未帰還兵で、実はこっそりと、某所で第二の人生をいじけて暮らしていて、ヴァイオレットが会いにいっても、拗れてて出てこない的な、超絶イライラ根暗男だったので、非常に後味が悪く、好みではなかったんだが。小説は、いや、小説のギルベルトも拗れてはいて、独りよがりの一方通行的ではあるんだが、しかし前向き。ギルベルト兄弟、ヴァイオレット3人とも非常にややこしい性格なのだが、ややこしいなりに、成長がみられる良いエンディングとなっている。綴じ込みのカラーイラストも素晴らしい。
    「少佐と彼のすべて」
    「少女兵と彼女のすべて」
    「花婿と自動手記人形」
    「半神と自動手記人形」
    「飛行手紙と自動手記人形」前後編
    「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

  •  下巻も読んだので、レビューを。これはアニメのノベライズではなく、「原作」である。アニメとの違いとして○○○が△※☆となっている。ここは上手いぞ京アニ。

     今作を小説として読むと「拙い」。アニメの出来が良すぎるのだ。アニメでは感情なき武器が一人の少女して成長する様を描いている。小説ではその辺が「フニャフニャ」しているように感じられる。原作はヴァイオレットとギルベルトの関係に力点をおいているのだろう。物語の組み立てが違う。アニメ見てない人に説明するのは難しいので、ここで止めておく。評価はあくまで小説としての評価です。

  • 下巻では、愛する人を失ったヴァイオレットの苦悩が描かれていく。彼の遺した最後の命令に従い、彼女は別の形で生き続ける。友人と呼べる存在もでき、ようやく人並みの生活が送れるようになった頃、彼女は再び災厄に巻き込まれてしまう。なかなかドラマチックな展開だった。
    さて、ここからは苦言。まず校正(校閲)ミスが多い。上巻でも気にはなっていたが、下巻になって加速した。ぼくが読んだのは令和4年4月の第8版だけど、重版の際に修正しないんかい。
    そして世界設定にいろいろと疑問が湧いた。この世界に電気はないのか? 義手はどのような仕組みで動いているんだ? 手塚治虫に『鉄の旋律』という作品があったが、まさかそれじゃないよね?
    ラノベだからといって許されるわけじゃない。破綻のない世界を構築してほしかった。

  • 【収録作品】少佐と彼のすべて/少女兵と彼のすべて/花婿と自動手記人形/半神と自動手記人形/飛行手紙と自動手記人形 前編/飛行手紙と自動手記人形 後編/ヴァイオレット・エヴァーガーデン

  • 去年、私にとって極まれの定価買いをしたものの、アニメ一気見したので借りる本を読みこなすのに必死で後回しにしていた(とりあえず上巻はすぐ読んだが)。上巻はアニメに近いイメージで話が進むけど、下巻からはかなり違う印象あり。…迂闊。早く読めば良かった。個人的には小説、かなり良かったです。もう少し書きこんでいったら物凄く流麗な文章書く人になりそうな印象。余白が多いし白黒文字反転で演出、有り得ない設定(美しくて異常に強い戦士、義手が自由に動くとか)を物語として受け入れられる否かが、このシリーズを好きになれる境界線かと思います。もちろんアニメも京アニ作成なので、絵を見てるだけでも溜め息でるくらい良かったです。本の挿絵(出版自体)も京アニなので、装丁や挿絵見てるだけで幸せになります。

  • 弟に激推しされて読んだシリーズ

    下巻は代筆の話はなくて、ヴァイオレットとギルベルトの話。
    2人とも不器用でムズムズしちゃう!

    周りに愛されて少しずつ成長してる
    ヴァイオレットが愛おしくなってくる。

    アニメを見た事がないのだけど、
    映画はアニメのカット祭りだと
    熱弁されたので
    ネトフリ契約しようかと思ってる(笑)

    京アニ作品1個も見た事ないから
    たのしみだ!

  • ギルベルトの独白に、心臓を握り潰されるような痛みを感じた。
    ホッジンズの立場を思うと、胸が苦しくて仕方がなかった。
    ヴァイオレットが自身の感情や愛を理解し始めてからは、もうその一言一言が切なくてやっぱり泣けた。
    アニメとは異なる展開を迎えるけれど、原作もたいへん良かった。

  • 下巻はヴァイオレットとギルベルトの話に挟まれるような形で、郵便社の人たちとの絡みが少々ある感じでした。

    私は、上巻の最初の数話のようなオムニバス形式でのヴァイオレットと依頼人の話をまるまる一冊読みたかったのだと、下巻を読み終わってハッキリわかりました。

    とはいえ、今巻が面白くなかったというわけではなく、ラックスとの出会いの話や最後の再会の話はとても面白かったです。

    外伝とエバーアフターも読みたいと思います。

  • 私はよく傷ついて泣くのですが、私が傷つけるのも傷つけられるのも人で。
    同じように私を癒してくれるのもまた人なので、泣いても人間が嫌いになれません。

  • ファンタジー系の作品はあまり得意ではないのですが、アニメを見て原作も読んでみました。
    個人的には文体があまり合わず、ちょっと読みづらかったかな。アニメの方がキャラ設定、世界観が大切にされている感じ。アニメのほうが感動的でした。

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