<異界>文学を読む

  • 鼎書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907282295

作品紹介・あらすじ

さまざまな〈異界〉を描く文学テキストから近代日本を読み解く。
《収録作品》
「龍潭譚」(泉鏡花)/「狐」(永井荷風)/「西班牙犬の家」(佐藤春夫)/「奉教人の死」(芥川龍之介)/「母を恋ふる記」(谷崎潤一郎)/「Kの昇天」(梶井基次郎)/「瓶詰の地獄」(夢野久作)/「押絵と旅する男」(江戸川乱歩)/「魚服記」(太宰治)/「猫町」(萩原朔太郎)/「川」(岡本かの子)/「へんろう宿」(井伏鱒二)/「狐憑」(中島敦)/「水月」(川端康成)/「補陀落渡海記」(井上靖)

感想・レビュー・書評

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  • 泉鏡花が異界文学の中では圧倒的な位置にいると思った。
    冒頭の「龍潭談」から異界に引き摺り込まれた感覚に陥った。
    その他の作品も味わい深くて是非映像でも観たいと思わせる魅力が充分にある。
    文学が与えてくれる異界の神秘さは時代を超えて永遠に存在するのではないだろうか。
    井上靖の「補陀落渡海」は難解だったが読了後に色々と調べてみると先行研究が非常に少ない為興味が湧いてきた。
    再読したい。

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