いーとんの大冒険

  • ロクリン社
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本棚登録 : 20
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907542061

作品紹介・あらすじ

ふとしたことで、親友のプイドルを失ってしまったいーとん。
プイドルを取り戻すために、魔法の種があるアンドレ山へ冒険の旅に出ますが…。

個性的なキャラクター、ダイナミックなストーリー、
そして感動と驚きの結末が待つ傑作ファンタジーです。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.7.27

  • 絵はカラフルでかわいいし、必殺技はオナラだけど、めちゃくちゃ道徳的な本。欲をかくと大切なものがなくなる。大切なものを取り返すためには犠牲が必要になる。ユニークに描いてあるけど、心にズシン。良作。

  • 「こびとづかん」が一世を風靡しているのは存じ上げていたんですが、なかなか手を出せずにいた、なばたとしたか氏。

    意を決して読んでみました『いーとんの大冒険』。

    ある日、謎の男から願ったものがなる不思議な木の種「カナイダネ」を譲り受けた、主人公のいーとん。
    願いが叶うのと引き換えに、自分の一番大切なものを失ってしまうという約束だったが、「例え少量のお菓子(大切なもの)をなくしても、たくさんのケーキがなる木(願い)を貰えば問題ない」といった安易な考えから、友だちのプイドルを失ってしまう。
    本当に大切なものに気付いたいーとんは、プイドルを取り戻すための冒険に出掛けるが――……?

    全体的に漫☆画太郎先生の漫画みたいだなあと思ってしまった。
    おしりとかおならとか、子どもが好きそうな下ネタがいっぱい。

  • オバァーニーの手伝いの帰り、ちょっとしかお菓子をくれなかったオバァーニーをけち呼ばわりするいーとん。
    怪しいおじいさんから魔法の種をもらういーとんとプイドル。
    願いを叶える代わりに大切なものを失うという。
    いーとんは今大切なものはオバァーニーからもらった目の前のお菓子だけ、と思い大きなケーキを願うからいいやと軽い気持ちで願う。
    大きなケーキは現れたけれど、プイドルがいなくなってしまった。
    どこかに行ったのかなと思い、1人ケーキを食べるいーとん。
    ケーキはおいしくない…。
    一緒に食べようと思ったプイドルがいないから。
    オバァーニーに相談すると、そのおじいさんはダンデという魔法使いだったらしい。
    ダンデの住む山に行き、プイドルを取り返すしかない。
    オバァーニーはついて来てくれないので、険しい道を1人で進むいーとん。
    山の麓でオバァーニーにもらったさつまいもを食べるとおならの力で山頂までひとっ飛び。
    願いを叶えてやったのにプイドルも返せとは勝手なやつだと怒るダンデ。
    ダンデは大きなライオンの怪物になるが、イートンは芋を食べておならの力でたてがみの種を1つ取ることに成功する。
    オバァーニーの元へ戻るとオバァーニーは今までの自分の思い出と引き換えにプイドルが戻って来る。
    オバァーニーは赤ちゃんに戻ってしまうのだった。

    いい話風にまとまっているけれど、いろいろと突っ込みどころ満載。
    いーとんが裸になってケーキを食べて、その後は服を着るまで前を隠していたり。
    オバァーニーがおばあさんのバニィ姿だったり…。
    目に毒。
    赤ちゃんに戻ってしまうあたりは、昔話の若返りの水みたい。
    いーとんを助けると見せ掛けてオバァーニーはこれが目的だったのでは…と勘繰ってしまう。

    前に読んだことあったけれど、新しく出たらしい。
    読んだのは19日だけれど、登録しようとしたときにはまだなかった気がするので気付いた22日に登録。

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著者プロフィール

1977年、石川県生まれ。イラストレーター。2006年に初の絵本『こびとづかん』を発表し、話題となる。主な作品に、『みんなのこびと』、『こびと桃がたり』、『こびと大百科』、『こびと観察入門1』、『新種発見!こびと大研究』、『こびと大図鑑』、「日本のこびと大全」シリーズがある。その他の創作絵本に『いーとんの大冒険』、『犬闘士 イヌタウロス』がある。現在、金沢に在住。本の制作を中心に、映像、キャラクター制作と幅広く活動している。

「2023年 『日本のこびと大全 全3巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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