手にした人だけが次の時代に行ける黄金のボタン (ALL WIN出版)

著者 :
  • ALL WIN出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908072000

感想・レビュー・書評

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  •  先日、小楠 健志 氏 による「手にした人だけが次の時代に行ける黄金のボタン」を読み終えました。
     自分の興味を惹いた本だけ読んでいると、当然偏りが出てきます。少しでも手に取る本の幅を広げる方法のひとつが、外から与えられた本を読んでみるというやり方ですね。本書は、レビュープラス(http://reviewplus.jp/aff382)というブックレビューサイトから献本していただいたので読んでみたものです。
     内容は、ちょっと変わった経歴の著者が、交通事故専門の治療院を開院し発展させた起業ストーリーです。
     大きな文字の薄くて軽い読み物ですが、冷めた見方をすると著者が立ち上げたビジネスモデルの啓蒙本(PR本)との色合いも感じられますね。

  • ★読む目的 !
    成功の秘訣を探る!

    ★INPUT  
    ・結果を出せる人と、出せない人の違い
    『第一ボタンを掛け間違っていた』ということ。人間、もともとの能力には大差がない。第一ボタンを掛け間違うと、いくら努力しても結果が出せれない。逆にいうと、第一ボタンをかけ直せば、その結果は大きく変わる!  
     
    ・近江商人の『三方よし』
    『売り手よし、買い手よし、世間よし』売り手である自分たちの都合だけで商いをするのではなく、買い手である他人が心底満足し、その商いを通じて公の場である地域社会の発展や福利の増進貢献しなければならいと言う思想。これが最も優れたビジネスモデル。  
     
    ・ドラッカー理論
    『あらゆる組織は社会に貢献する機関であり、組織の一形態である企業も当然、社会に貢献するために存在する』
    すべての組織も企業も何をもって社会に貢献するかを考えるべき。そうすれば、自ずと活動は広がっていく!
     
    ・人間は欲求を満たすために行動している
    物もサービスも、何らかの感情を売っている。『便利で良かった』『不安を解消したい』『そこに行くと豊かな気分になれる』等々、その感情は様々。基本的には人間は欲求を満たすために行動している!  
     
    ・ターゲットを絞る
    『みんな』ではダメ。全員に対して商売をやろうとするから苦しみが始まる。その商品やサービスを価値としていない人にセールスをし、その後断られて自信を失ってしまうだけやから!そのニーズを必要としている人が誰なのかを、とことん考え抜くことが大事!   

    ★ウガンダの感想  
    R+さんから頂いた献本です!いつもありがとうございます!
    整骨院を経営する著者の成功本です!著者は下記のように語ってます!
    (明確に『こんな悩みを抱えている人』『ここに喜びを求めている人』というターゲットを絞り、そこから関連する多くの人に広げる三方よしにできれば、そのビジネスは成功する!)
    その通りだと思いsます!業態が何であっても成功する秘訣は同じですね~!

    ★一言で言うなら  
    『黄金の第一ボタンは公共性!』

    ★OUTPUT  
    ・やってるつもりにはならない!
    『勉強はするけど、行動はしない』という、多くの人にありがちな『やってるつもり』の状態に陥らないこと。何事もやってみて初めてわかることがある。やっていく中で新しい発見や工夫をすることで、ビジネスモデルの進化に繋がる!  
     
    ・三方よりを実践
    WIN-WINの関係ではなく、ALL WINの関係を築く!これからの時代は、マーケティングだけではどうにもならない。公共性が経営のカギを握る世の中になるため!  

    ・強い想いがあれば人は共感してくれる
    『絶対に必要なもので、絶対にうまくいく』と心底から想い信じれば、人の心を動かすことは可能!    
     
    ・すべては顧客からスタート
    『顧客とは直接売る相手』だけでなく、そこに関係する周囲の人たちまで含めてることを認識する!目に見える『自分が売っている物』を扱うことではなく、そのビジネスによってどうやって顧客のニーズに応えていけるのかを考える!  
     
    ・ 3ステップ
    ①技術②マーケティング③公共性の順に、地道にステップを重ねる!最初から一足飛びに③に向かおうとするのではなく、①と②を磨きながら、③の公共性を見通してやっていくべし!

  • チェック項目7箇所。このときの私は、結局まだ「何かのせい」にしていました、技術をどんなに極めたところで、それをアピールしなければ新たな患者さんが集まるはずもない、マーケティングから集客から経営哲学まで、いろいろな本を読んで勉強はしたけれど、実際には何の行動もしていませんでした、自分として精一杯努力してきたつもりでしたが、それまでやってきたことは内に向けたことのみで、外に向けたことをやっていませんでした。振り返れば、最初にジム内で整骨院をスタートしたときには、そこにいる生徒を診るだけで忙しかったし、空きスペースを使っていたから整骨院としての家賃はゼロでした、取り立てて努力しなくてもそれなりに成り立っていました。大きく努力をしなくても、それなりに患者さんがやってくるので、無意識にぬるま湯に浸かっていられたこともまた原因だったかもしれません、一般に、整骨院を開業する場合、見込み客がいなくてもオープン前からいきなり人を雇うケースが多いように感じます。国の制度である健康保険を使える業態のために「広告の制限」言って法的規制もあり、アピールできる内容に多くの成約が入るという障壁もありました。整骨院の売り上げは・健康保険を使う治療・自費診療の治療・自賠責保険を使う治療 3つの項目しかありません。「人のために」良かれと思ってやっていることでも、こちらの人にとって良くても、あちらの人にとっては良くないことも多々ありますから、それは自分の主観的なものでしかありません。「三方よし=自、他、公」を満たすような商売が一番儲かるということを、実感として理解していたのではないでしょうか、つまりは、それが最も優れたビジネスモデルだということだということです、ほとんどの人がそれに気付いていないだけのことです。

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著者プロフィール

NPO法人ジコサポ日本理事長。K.O. SHOOTO GYM会長。ジコサポ保険整骨院グループ総院長。元総合格闘家(修斗フェザー級世界第2位、ブラジリアン柔術アジアチャンピオン)。

「2017年 『成功のポジショニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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