異世界洋菓子店フォックステイル ラベンダー香る、甘さを忘れた街唯一のパティスリー (LINE文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908588853

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  • 子どもの頃から街のケーキ屋の叔父に憧れていたジュン。
    才能とチャンスに恵まれ、フランス留学を経て、銀座の名店で若き、スー・シェフ・パティシエを任せれていた。
    順風満帆なジュンだったが、自分が夢見たパティシエはこれだったかとふと違和感を感じてもいた。
    そんな店からの帰りの駅でふらついたジュン。
    気づくと古い街並みの石畳の上に倒れていた。
    そこは革命でようやく圧政から解き放たれたものの、贅沢を禁止された影響でお菓子が忘れられた国だった。
    唯一の洋菓子店「フォックステイル」のパティシエになったジュンはお菓子を広めることが出来るのか。

    さらーっと読める本。
    宗教とかで忌み嫌われていない限り、甘いものって、あっという間に広がりそうなものだけどなあ。
    あとは甘すぎるとか。
    でも、単に知られていなかっただけのようなので、あとはどうアピールするかというお話。
    お菓子の作り方がちょろっと出てくるので、作ってみたい気持ちにもなる。

  • 以前まであらゆる贅沢が禁止されており、その影響で今でも甘味が見向きもされない街。そんな街に異世界転移してしまった天才パティシエのお話し。

    主人公の製菓スキルが高すぎる上、すべてがトントン拍子にうまくいきすぎて、正直起伏に乏しい部分もあるんですが、たまにはこんな甘くて優しい話も悪くないなと思います。
    全編通して、キーとなるラベンダーの香りが漂うような、いい香りのする一冊です。
    表紙もラベンダー推しで綺麗。読み終わるとラベンダーのお菓子が食べたくなります。

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著者プロフィール

小説家。『エルフ転生からのチート建国記』で作家デビュー。代表作は『回復術士のやり直し』『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』など。

「2020年 『異世界最強の大魔王、転生し冒険者になる2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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