戦時下の一宮 くらしと空襲

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908627606

作品紹介・あらすじ

愛知県一宮市は尾張国一宮・真清田神社の門前町に由来する商業地として、また近代以降は毛織物産業の集積地として発展を遂げ、1921年に市制を施行した西尾張地域の拠点都市である。太平洋戦争末期の1945年7月、連合軍による空襲を受け、地域屈指の賑わいをみせていた市街地は灰燼に帰した。
本書は、一宮市における「戦時下」のくらしと、その極点ともいえる「空襲」の被災状況を記録するものである。国民学校4年生で空襲に遭い、焼夷弾が降るなかを家族とともに逃げた筆者自身の記憶をベースとしながら、90点を超える膨大な文献や記録資料を参照・駆使し、筆者とその近辺で起きた事実、そして一宮市の被害の実態を明らかにする。
学校生活、配給所、隣組、婦人会、焼け跡の片付け、食糧の買い出しなど、実際の体験者から見た当時のくらしのようすや、記録に残りにくい「戦時下という雰囲気」も詳細に描写。記されているのはあくまで一地方都市でのできごとだが、戦時下〜終戦直後の都市住民の生活記録集・体験記という側面も持っている。

著者プロフィール

■監修・執筆
森 靖雄(元『愛知県史』近代産業経済担当専門委員)

■執筆
石津琳那(とこなめ陶の森職員)
太田 弘(とこなめ陶の森職員)
小栗康寛(とこなめ陶の森学芸員)
佐藤明夫(半田空襲と戦争を記録する会代表)
真田泰光(知多市歴史民俗博物館学芸員)
竹内 進(知多半島資料収集研究室主宰・竹内進コレクション)
馬場信雄(一般社団法人赤煉瓦倶楽部半田理事長)
半田市立博物館

「2022年 『写真アルバム 知多半島の100年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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