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- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908672699
作品紹介・あらすじ
「1945年8月15日」は長きにわたって帝国日本の〈終わり〉の日、戦後日本の〈始まり〉の日と意識されてきた。しかし、この終わりと始まりは、他のありうべき〈終わり〉をあらかじめ排除した上でスタートした〈始まり〉でもあったのではないか。戦後社会の土台は、日本人がこの戦争の「敗北」を意識し、受容するプロセスの中で作られていたのではないか――。戦争の中で戦後を想像し、戦後の時間から戦争下の生を見つめ直した文学者や思想家のテクストを手がかりに、「玉音」から始まる「8・15」の物語、戦後日本の「建国神話」からの脱却を目指す。
感想・レビュー・書評
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図書館で見つけた本。
昔から、横溝正史の物語のヒットには、血縁とか地縁とかから解放されていく社会の動態との関係があるのではないか、という思いがあった。この本では、戦後思想史の中での位置付けとして横溝正史が扱われているみたいなので、どの様に著者が紐解いているのかわ読んでみたいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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