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  • Amazon.co.jp ・雑誌 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908921254

感想・レビュー・書評

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  • 【人工知能とゲノム編集】テクノロジー・ワールド

  • P82〜
    シャディ・ハミッド氏の論文が非常に興味深かった。
    政教分離を原則とするリベラリズムと、「十分に宗教的であれること」を真の自由とみなすイスラム社会の対比。
    しかし、イスラム主義自体が漠然とし、イスラム法も国民国家を前提としたものではなかったため、統治能力が十分ではなく、結局はイスラム主義国家を目指す動きも軍事政権や権威主義的政権に振り回されている。

    欧米におけるリベラリズムの分析における、マッキンタイア氏の引用も非常に興味深かった。
    リベラルな思想の代表であるポリティカルコレクトネスは、「リベラルな価値から外れた発言への社会的批判というテロによって道徳規範を強要する試み」であり、「場当たり的ご都合主義」である。
    かつての悪徳が美徳とあれ、宗教は奇妙な習慣とみなされ、真実さえもが相対化され、孤立感が社会に広がっている。

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