- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908925351
作品紹介・あらすじ
フィンランドが世界一幸せな国である秘訣はSISU(シス)にある。
厳しい環境の中でも勇気・忍耐・自然体を忘れない、いわば「フィンランド魂」。
幸せ大国のシスに学ぶシンプルな生き方、折れない心のつくり方を本邦初公開!
感想・レビュー・書評
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①Why read?
→フィンランドの文化にまず文章でふれてみようと思ったため
②What get?
→フィンランドの文化を感じる要素を3つ知る
③How status?
→フィンランドのサウナに関する本質的な観点を理解する
・「シス」という考え方がフィンランド人に根付いている
・エレベーターを使わず階段を使うなどから始める
・外部の人間からすると「シス」は後天的に身につけられる
◉この本を読んだ目的背景
→フィンランドの文化にまず文章でふれてみたいと思ったから
◉読んで良かった点気づいた点
→
◉この本を読んで何をするか?(アクション)
◉3ヶ月後何をするかどうなっているか
1 琴線がふれた原体験を探す
2
3作者に感想伝える詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【人生の最大の喜びは、手っ取り早くできること
よりも、困難を克服することから得られるもの】
世界一幸せなフィンランドのSISUという
しあわせをかんじるためのコツを知れます。
困難に直面しても挫けない強い心を
養っていきたい。 -
フィンランドという国が持つ苦難の歴史や厳しい気候の中で培われた、シスという考え方に触れることができる一冊。消費主義やアルコール、精神疾患などの現代の病魔と反対側にある、自然と触れ合う生活、身体を動かす生活、車ではなく自転車を使う生活、アイススイミングやサウナを通して免疫力を高める生活、モアよりレスを求める生活、バランスのいい食事、賢く適度な生活を求める思想、これらが人間の幸福にどれだけいい影響を与えるかを著者の経験を通して学ぶことができる。近年のウェルビーイングの拡大に、福祉国家北欧の観点から切り込む1冊。どこに住むべきか、どんな人生を目指すべきか考えさせられる。
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Small is beautiful.
自分なりの幸せを感じるフィンランドの方の知恵
がとても分かりやすく心地よく読むことができました。
厳しい冬、厳しい気候の中で生き抜くための
昔からの工夫から生まれた習慣がウィルビーイング
に繋がっているのだと感じました。
自転車とランニング実践してみたくなりました!
⭐️徒歩や自転車で通勤
⭐️買い換える前に修理にトライ
⭐️階段を使う
⭐️週末の予定に自然を取り入れる
森を歩く、ビーチへ行く、庭にハーブを植える、外で泳ぐ
森に立って木々を見上げると自分の問題が小さく見える
⭐️シスは、困難な状況の中で自分には何ができるか?と問いかけることが大切。
アクションマインドセット。
健康でたくましい身体をつくればシスを強くすることに繋がる
⭐️自宅でできるアイススイミング
冷たいシャワーを浴びる
最初は30秒から始める
冷たいシャワーの後にあたたかいシャワーを浴びる
⭐️北欧流ヘルシーな食事
-プレートモデルを参考に、
1/2野菜、1/4米、芋、穀物、1/4タンパク質
-彩は虹のイメージを持つ
⭐️フィンランドは信頼の文化
疑われて管理され規制されながら仕事をするより、
信頼されて任されている時の方がずっと高い
パフォーマンスを発揮する
⭐️街で自転車に乗るのが難しい場合は
近くの森やサイクリングロードのある公園へ出かける
⭐️シンプルでサスティナブルな暮らし
-よく考えた消費を。その商品は使い終わった後どうなるか?人に譲ったり再び売ったりすることはできるか?
-中古の選択肢はないか?
-サスティナブルないい商品を選んで少しだけ買う。
ゴミ箱行きになる安物をたくさん買うより良いものと長くて付き合う。
-シスを発揮し、工夫でできる限り機能的な生活をデザイン。モノを減らし、今よりコンパクトな住居を選ぶ。
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とにかく、フィンランドをべた褒めの本。
だか、日常を豊かにする考えや手法がたくさんある。全部やってみるのは、かなり難しいけど、生活を見直すきっかけにはなるかもしれない -
【動機】フィンランド関係の本が読みたくなったので
本書を読む前は、sisuは「食らいつく姿勢」のように思っていたので、雀鬼・桜井さんのような態度により共感を覚える身として、コンセプトそのものへの興味は実は薄かった。実際に、本書でもsisuが強すぎると、物事への引き際を見誤ることが、注意すべきこととして紹介されている。
一度通読したいま、あらためて捉え直すなら、sisuは「靭性をもって工夫して物事に取り組む姿勢」というかんじでしょうか。
実際にフィンランド人社会で生活をしている筆者が、いろいろな専門家に話を聞きに行くなかで形になった本書の内容はとても充実していて、読み応えがある。DIY sisuなど、場面ごとに見え隠れするsisu的スピリットを解説していて、そこから先ほどのようにsisuを言い表してみるものの、日本語にある概念とはやはり違うのだろう、短い言葉で説明するのは難しい単語だとおもう。
わたしが高評価をつけた理由は、
♢フィンランドのひとや文化を理解する助けになるから
♢sisuと関連して、あくまで生活者、利用者の目線に立って、まちやサービスをデザインするフィンランドの基本姿勢に共感を覚え、自分も大事にしたいから
というこの2点が大きい。
どちらも自分の経験を思い起こしたり、これからの社会のありかたなどを考えさせられたりした。ときどき読み返して、立ち返りたいと思ったので★5。 -
フィンランドの幸せの秘密がわかるかと読んでみたけれど、特に秘密がある訳ではなさそう。健康的で堅実な生活と欲張らない事だ。
フィンランドの精神であるシス、忍耐力とレジリエンス、困難に立ち向かう心は特にフィンランド特有のものではなく万国共通の物であると感じた。ただ、私達は現代の消費文化に煽られ流されて忘れがちなのだ。
「大切なのは自分の手で自分だけのシスの物語を紡いでいくこと」、そして、「究極の強さは自主と自律に宿る」。つまり、フィンランド人は自分で勝ち得た自由に幸せと満足を感じているということだろうか。
そうは言っても、幸福感のとどめはやっぱりサウナなのかもしれない。
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「SISUシス」という、フィンランドの人々に受け継がれる特別な精神力、いわば「フィンランド魂」についての本です。シスというと、私のようなスターウォーズ世代には、ジェダイの騎士の暗黒面を想像してしまいますが、こちらは「Sithシス」で全く関係ないようです。
「SISUシス」とは、フィンランド特有のしなやかな強さであり、決して文化的な特質ではなく、誰もが実践できる人生へのアプローチ、向き合い方だと著者は言います。そして「SISUシス」を身につけ、実践する方法を具体的に紹介しています。日常でできる「DIYシス」、自宅でできるアイススイミング、北欧流ヘルシーに食べるヒント等、精神論に偏ることなく、日々の生活に「SISUシス」があり、それを取り込むことを教えてくれます。
また「ネイチャーシス」では、「なぜ森へ行くのか?」と聞くと、「森に立って木々を見上げると、自分の問題が小さく見えてくる」と言います。「北欧のミニマリズム(レス・イズ・モア」では、北欧のデザインには、単にそぎ落とされた美的スタイルということ以上に、はるかに深い意味があることが書いてあります。
著者が提示する「SISUシス」に関するアイデアはどれも、日常生活の中で実践しやすいシンプルなものばかりです。訳者のあとがきを読むと、「SISUシス」を育てる生活を続けた結果、心なしか以前より心身の風通しが良くなった感覚があるそうです。私も、日常でできる「DIYシス」から始めてみようかと思いました。 -
著者が、とても楽しそうに身体を動かす事を述べているのが印象的。
特別な運動をしなくても、自転車に乗ったり、散歩程度でも身体を動かす。動かない方を選ばない。
読んでると自分も森の中を散歩したり、自転車に乗りたくなる。
SISUを通じて、フィンランドの生活、食事、教育なども書いてあり、取り入れたい事がたくさんあった。 -
20220226
SISUとは、挑戦を恐れぬ勇気あふれるマインドセット、逆境を乗り越える力のこと。
いわゆる輝いている人って、やっぱりいろんな困難を乗り越えてSISUを鍛え上げてる人たちだと思う。(今日のキレイゴト甲子園のスピーチでもそれは感じたが。)
困った時に1人で抱え込まず、人に相談する。心の不安を口に出して共感することで、問題の一部は解決したようなもの。まさに今私にはこれが必要だ。
サウナ×水風呂×ジム×ヨガ×新鮮野菜のライフサイクルを築き上げている私としては、自分の実践内容を肯定してもらえているようで非常に嬉しかった!「今のこの瞬間」とか「自分の身体」に目を向けられるように変わってきている自分を実感中!
今後も続けるぞ。
将来は、フィンランド