探究学舎のスゴイ授業 戦国英雄編 子どもの好奇心が止まらない! 能力よりも興味を育てる探究メソッドのすべて

制作 : 探究学舎 
  • 方丈社
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本棚登録 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908925924

作品紹介・あらすじ

 ノートはとらない。宿題も暗記も必要ない。好奇心が芽生えれば、それでいい。
東京・三鷹にある学習塾「探究学舎」は、子どもたちに「勉強を教えない」ことで有名な塾である。教えるのは「子どもが自分の好きなもの、打ち込めるものを見つけてあげる」こと。実際、この授業では子どもたちの好奇心が止まらなくなり、次第に熱を帯び、「感動による熱狂教室」と化していく。
 白熱する元素かるた、なぜかおぼえてしまうリアル周期表の元素編、学校では習わない算数の秘密のルールをひもとく算数発明編、投資家の稼ぎ方や仕組みを学び、本当に株を買う経済金融編、地球の大きさを測り、分光器で光の謎を解く宇宙編、「君が信長なら、軍をどう動かすか?」。リアル戦国ジオラマで作戦に挑む戦国合戦編、リアルな臓器に触れ、うんこを作って人体の秘密を解き明かす人体医療編など、ユニークすぎる魔法の授業で、子どもたちが熱狂し、好奇心を芽生えさせていく。その様をリアルに再現したのが本書である。
 代表の宝槻氏はいう。「世界は驚きと感動にあふれている。そのことに気がつくための好奇心の種をまくのが僕の仕事です。『なんのために勉強するのか?』という問いに、自分の言葉で答えられる力を育てることが何より重要です。一言で言えば『やる気を育てること』『心に火をつけること』。これこそがすべての原動力で、問題の核心は『どうすれば、わが子のやる気が育つのか?』なのです」。
 具体的には「探究学舎」の代表科目「戦国武将編」の授業をライブで再現します。
●1時間目「武田信玄と上杉謙信」
数多くの英雄たちが激しい火花を散らした戦国時代。そもそも戦国時代とは何か? 侍とは いったいどのような人たちだったのか? 大まかな時代背景をさらったのち、第1時間目は 戦国時代における2人の英雄、「甲斐の虎」こと武田信玄、「越後の龍」こと上杉謙信、 そしてこの2人による宿命のライバル対決、川中島の戦いを探究します。
●2時間目「織田信長」
信玄と謙信が激しい戦いを繰り広げる中、戦国時代に彗星のごとく新たな英雄が登場。尾張国の小大名にすぎなかった信長は、いかにして天下統一に近づいたのか?
●3時間目「豊臣秀吉」
「猿」と呼ばれ、人たらし と評される巧みな人心掌握術で上り詰めた織田家家臣・羽柴秀吉。
●4時間目「徳川家康」
秀吉がこの世を去り、忍耐を重ねた「たぬき」が、ついに天下を狙い動き始めた。男の名は徳川家康。
●5時間目「真田幸村」
戦国時代が終わりを迎えようとしているまさにその時期に、遅れてやってきた英雄がいました。その武将の名は、真田幸村。
●6時間目「伊達政宗」
幸村と同じように天下を狙える才能を持ちながら、戦国時代に遅れて生まれてきた東北の雄。「独眼竜」とあだ名され、幸村に並ぶ人気を誇る戦国武将、伊達政宗。
アクティブ・ラーニングのヒントが盛りだくさんの「100年後の教室がここにある」本書をお楽しみに。

感想・レビュー・書評

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  • 探究学舎の授業の様子がよくわかる。本書は受講生の8割が歴史好きの前提とのことで、少々特殊な状況。(vol.1は未読だが、そちらではどうだったのか確認したい)
    授業構成のポイントを披露してくださっているので参考になりありがたい。徹底的に明るく元気なエンタメ寄りだが、この雰囲気についていけずつらい子どももいるだろう(自分の子ども時代であれば絶対に無理だ)。これに楽しく参加できる子どもはむしろ学校のグループ学習でも十分学べるタイプだろう。

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著者プロフィール

ニックネーム(たかおさん)
東京都中野区生まれ
早稲田大学社会科学部卒業
高校時代に宝槻泰伸と出会い、学ぶことの面白さに目覚める。2012年、探究学舎創設とともに、第1号生徒として入塾。大学入学以降、そのままアルバイトとして5年間勤める。在学中は教育系NPOカタリバでのインターンも行い、教育分野における民間セクターの可能性を追求。2018年、探究学舎に新卒で入社。授業コンテンツ作成や教室運営を行っている。「幅広い世代の興味開発」の可能性を模索中。「戦国英雄編」本文担当。負けず嫌いw

「2023年 『探究学舎のスゴイ授業 戦国英雄編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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