炎上! 一〇〇円ライター始末記: マスコミ業界誌裏道渡世 (出版人ライブラリ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784908927027

作品紹介・あらすじ

森達也氏絶賛!! 「ひりひりする。メディアなら歯を食いしばってでも名前を晒すべき。でもそれは痛い。つらい。申し訳ない。そして滑稽だ。ひとつだけ言えること。ここには『終わりかけたあの時代』がある」

1988年に盛岡の大学を卒業して、何のツテもないまま東京に出てきた岩本太郎はひょんな偶然から、当時赤坂にあった社長がコワオモテで有名な出版・広告業界誌を発行する会社に入社する。それが今日に至るまでの約30年に及ぶ記者稼業の始まりであった。その会社の名前は、東京アドエージ。聞くところによると、『噂の真相』を創刊した岡留安則も同社のOBだったという。その後も『宣伝会議』『創』『GALAC』などで活躍。そんな岩本太郎がマスコミ業界誌裏道渡世を暴露する!
岩本太郎いわく「私は評論家ではない。私は使い捨て100円ライターである」。

 思えば私が業界誌の記者となったのは、日本社会がバブルの狂騒に湧き、溢れ返らんばかりの広告需要を背景に出版界でも新たな雑誌が次から次へ、ほぼ毎月のように創刊されていた時代だった。それがバブル崩壊に直面し、阪神・淡路大震災やオウム事件などで日本社会が曲がり角を迎えた頃にフリーライターとして独立したわけだが、それは同時にそれまでフリーライターという業種の主な存立基盤になっていた雑誌業界が崩壊へと向かい始めた時期でもあった。本書の中でも書いた通り、それはやがて私の仕事先となっていた雑誌でも原稿料支払いの悪化という形で顕在化し、代わって台頭してきたのがネットメディア、およびそこで活躍(?)する一円ライターたちだった。(「あとがき」より)

感想・レビュー・書評

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  • 放送業界紙の「GALAC」でよく名前を見るライターの波乱の半生記。
    岡留安則を輩出した出版社に放送・広告業界誌の編集者として入社し、その後に紆余曲折あって出版業界で活躍する。そのプロセスはけっこう面白い。仕事って結局は偶然だったり、人間関係だったりから発展していくものだと実感。
    ギャラの未払いの話とか、値切られる話はなかなか興味深い。

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著者プロフィール

龍谷大学名誉教授 工学博士

「2020年 『機構学(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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