ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある

著者 :
  • スタンド・ブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909048110

作品紹介・あらすじ

日常の中にまだこんな冒険が残っていたなんて。

テレビや新聞でも話題の「チェアリング」を提唱、いまやお酒カルチャー界の最重要人物である酒場ライター・パリッコ。
毎夜、酒場の暖簾をくぐる……そんな生活がコロナ禍で一変してしまった!!
酒場の代わりに通う場所は、生活に密着した身近な存在。
そう、スーパーマーケット。
日常にひそむ胸騒ぎも、胸を締めつけるノルタルジーも、すべてがここにあった。
どんな状況でも、わたしたちの《生活》はこんなにも楽しい。
「やってみなければわからないことをやってみた」エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 生活のちょっとした?を軽いのりで探求する姿が羨ましくもあり、自分にも似た部分があるなと共感する。

    「フレッシュフルーツ×酒の世界に無限の鉱脈があった」
    お酒は飲めないけれど、楽しめそう。

    「黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい」
    すごい、カラー写真でもう一度感動したい(笑)

    「朝ごはんを外食にしてみる1週間」
    これは近日中に実践して、仕事の効率をあげよう

  • タイトルだけで手に取ったので、どんな内容だろうと思ったら、デイリーポータルZにも載ってるライターさんかー!
    「朝食を外食にしてみる」はネットで読んでた。
    日常にちょっとだけ非日常を取り入れてみる姿勢が好き。
    読んでいて私もちょっとだけ非日常気分を味わえた。
    思わず吹き出したところも多く、一冊、楽しいひとときだったなぁ。

  • 東海林さだおの丸かじりシリーズの文体にちょっと似てる!好きなのかな。私も好きだからサラサラ読めて笑っちゃった。

    目の付け所で日常はこんなにも楽しめるんだな、と思ったエッセイ集だった。とくに崎陽軒のシュウマイのタケノコ!あれ、好きなんだよな、作ってみたい!

  • コロナ前後で感じ方が変わっていた本だろう。何気ない日常の中でもちょっとした変化や冒険が、見たことや味わったことの無いちょっとした幸せに繋がるんだというヒントをこれでもかこれでもかと投げかけてくれる。

  • タイトルがいいのと、帯の「山田詠美 これぞ生活者のチープシック!」という言葉につられて読んでみました。
    チャーハンでお寿司を作ったり、ホットサンドメーカーに崎陽軒の「シウマイ弁当」の中身をまるごと入れて焼いたり,ケンタッキーフライドチキンに使われている(であろう)ハーブ&スパイスの情報を友人から得て、家で作ってみたり。さすがにケンタッキーは同じ味にはならないという結果だったけれど。
    男の人だからこういうの思いつくんだろうな、と思いました。
    6億8千万をギャンブルに使う人もいれば、低予算でこんなに生活を楽しめる人がいる。
    人生色々です。

  • 酒場ライターの著者が不要不急にも程がある思い付きの数々を全力で実行した記録集。いや〜バカですねぇwでも日常に必ず存在する「食」に新たな楽しみを見出せたらまだしばらく続きそうな外出自粛生活にも少し光が差すかもしれない。コロナ禍で殺伐とした今の時代にはこんな本が必要だ。いつかどこかの酒場で本書を片手に昼飲みしたい。

  • ・本書に出てくるフリースローサラダは気に入って何度か作った。
    ・令和の東海林さだお
    ・ある一篇だけ語尾に盛大に草を生やしていて目を疑ったが、掲載誌のせいだろうか。

  • おいしそうで面白かった。
    私もお酒を果汁で割りたくなった。

  • 好きすぎた。
    わたしは、森下典子さん、平野紗季子さん、スズキナオさん、そしてパリッコさんのエッセイが好きだ。最近は千早茜さんも好きになりつつある。

    パリッコさんの本はどの各タイトルでも笑ってしまって、穏やかで満たされたように読み終われる。
    目の付け所が違うな〜わくわくや無邪気さを失った友達へ気が向いたら読んでって渡したい。

    今回は「レシピカードに見つけたコレクション性」「お汁がじゅわっと染み込む食材王座決定戦」「フレッシュフルーツ×酒の世界に無限の鉱脈があった」が特に好きでした。
    じゅわっと染み込む〜の「高野豆腐」と「厚揚げ」の各コメントがツボりまくりで吹いた。

    今回もお酒への愛がたっぷり詰まってました!
    実際お話しされているのを聞くと、こんなに穏やかそうなのに?!と驚くのですが、読み始めるとパリッコさんだ〜と思い直す。どちらもパリッコさんだけど、素はどちらなのか。

  • ★タイトルと内容が合ってないような
    ★ご飯にうまい棒何種類も乗せて食べたり、チャーハンで寿司作ったりとかしょーもないことを色々やってた

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著者プロフィール

1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『つつまし酒 あのころ、父と食べた銀将のラーメン』(光文社)、『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』(スタンド・ブックス)、『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(ele-king books)、『天国酒場』(柏書房)、『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)、『ほろ酔い!物産館ツアーズ』(ヤングキングコミックス)、『酒場っ子』(スタンド・ブックス)、『晩酌百景 11人の個性派たちが語った酒とつまみと人生』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。スズキナオ氏との共著に『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(スタンド・ブックス)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『酒の穴』(シカク出版)。清野とおる氏との共著に『赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた』(扶桑社)。2022年には、長崎県にある波佐見焼の窯元「中善」のブランド「zen to」から、オリジナルの磁器製酒器「#mixcup」も発売した。

「2022年 『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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