作品紹介・あらすじ

◆第一特集「非正規差別と働く女性たち」

サービス経済化が進み、女性・非正規労働者は、その経済構造の主要部分に組み込まれている。コロナであらゆる仕事がストップしている状況でも、小売や物流、医療、福祉などの分野で働く労働者たちは「エッセンシャルワーカー」として社会的注目を集めた。ここで働いている労働者の多くが、女性であり、非正規雇用であった。

他方で、女性・非正規労働者の多くは、休業補償がなされず、「会社を守るために」と解雇・雇い止めされ、感染リスクに晒され続けている。

女性・非正規労働者の多くはコロナの下で「エッセンシャル」な存在だとされながら、相変わらず差別されつづけているのだ。第一特集では、コロナが明らかにした構造的な矛盾を様々な角度から分析し、今後の展望を探る。

◆第二特集「生きる権利を! コロナ危機下の外国人労働者」

コロナパンデミックの下で、技能実習生が「大量失踪」するなど、国際的批判を受けてきた制度のあり方に再び注目が集まった。コロナは国内の外国人労働者や難民の生存権が脅かされる状況をつくり出した。

第二特集では、国内の外国人労働者や難民の権利を守るための運動から、現在議論されている入管法改正の問題点、コロナ以降の移民政策のあり方などを取り上げる。

外国人労働者抜きには成り立たなくなりつつある日本社会において、コロナはどのような課題を私たちに突きつけているのか。生存権をはじめとする権利を実現するために、どのような取り組みが必要なのだろうか。

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