日本の歴史を問いかける: 山形県〈庄内〉からの挑戦 (地方史はおもしろい)

制作 : 地方史研究協議会 
  • 文学通信
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909658524

作品紹介・あらすじ

現代社会のその先を作るために。日本の歩みを記憶として地域から残し伝え考えるための本。日本史ファン、研究者必携のシリーズ3冊目。
本書では山形県の庄内地域を取り上げる。地域にゆかりある史料を読み解き、政治・文化・経済・人物など、さまざまなトピックから地域の歴史に迫ることで、日本の歴史全体への逆照射を試みた、まさに山形県庄内からの挑戦。地域史の面白さを存分に味わえます。
執筆は、今野 章、長南伸治、田中大輔、升川繁敏、藤田洋治、河口昭俊、友田昌宏、三原容子、本間勝喜、小野寺雅昭、秋保 良、早川和見、阿部博行、小野寺裕、長沼秀明、安部伸哉、渡辺理絵、菅原義勝、大嶌聖子、廣瀬良弘の20名。

【先人が残した史料を読み解き、地域の記憶として伝え残していくことは郷土の歴史に携わる人々の責務かと思われます。さらに、その歴史一つ一つを丹念に調べ、積み重ねた研究成果が結果的に日本の歴史全体への問いかけに繋がっていくのではないでしょうか。本書を通して、多くの方々が庄内の歴史に関心を寄せていただき、地方史研究の可能性を探る一助となることを切に願っております。】
...本書「山形県〈庄内〉から日本の歴史を問いかける」より

【本書のキーワード】
西郷隆盛像、庄内の西郷崇敬、鹿児島市の反対、居合術、修行者の信仰、徂徠学、史跡の裏側、士族と農民、民衆運動、歌人のネットワーク、三代集の注釈書、明治天皇への献納、地方とキリスト教、宣教師による記録、藩の厳しい弾圧、戊辰戦争、奥羽列藩同盟、松森胤保、観光地の裏側、米穀倉庫、倉庫間の争い、代家経営、中流農家、水利問題、中間管理職、身分上昇、顕彰、疫病神、疱瘡(天然痘)、予防接種(種痘)、食文化、寄合、日記と家計簿、戦国武将、謀反、九死に一生、朝敵藩への処罰、叛逆首謀人の特定、顕彰運動、幕末のエリート、清河八郎との出逢い、攘夷運動、日本憲法史、一揆から言論へ、建白書提出、市場経済、山内政孝、米相場、山の活用法、近世の検地帳、伝統農法の継承、地名の成立背景、地域内結合、政治的変遷

著者プロフィール

地方史研究協議会は、各地の地方史研究者および研究団体相互間の連絡を密にし、日本史研究の基礎である地方史研究を推進することを目的とした学会です。1950年に発足し、現在会員数は1,400名余、会長・監事・評議員・委員・常任委員をもって委員会を構成し、会を運営しています。発足当初から、毎年一回、全国各地の研究会・研究者と密接な連絡のもとに大会を開催、また、1951年3月、会誌『地方史研究』第1号を発行し、現在も着実に刊行を続けています(年6冊、隔月刊)。

「2023年 『徳島から探求する日本の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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