現代語訳 上井覚兼日記 (2)

制作 : 新名 一仁 
  • ヒムカ出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909827067

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  • 島津義久の老中、上井覚兼による天正12年正月から1年に渡る日記を、戦国島津研究の第一人者、新名一仁さんが現代語訳したもので、シリーズ2巻目。

    それにしても、相変わらず呑んでいる。朝から呑む。会議の前後にも呑む。誰かが訪ねてきたら酒樽も付いてくる。当時はアルコール度数が低かったらしいとは言え、ときどき沈酔(深酔い)もしてるし、大丈夫なのか覚兼、というより薩摩武士?

    覚兼自身が現場にいなかったことから、沖田畷の戦いがあっさりしてて逆にリアル。会議や宴会の席次に加え、羽柴秀吉や近衛前久の動向もかいま見られる。史料的価値も高く、東京大学史料編纂所所蔵の原本は、国の重要文化財に指定されている。

    続編にも期待。

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