猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 ~誤食と中毒からあなたの猫を守るために

著者 :
制作 : ねこねっこ 
  • ねこねっこ
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本棚登録 : 143
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910212029

作品紹介・あらすじ

完全室内飼いが浸透しつつある今、猫も人と同じ空間でさまざまなものに囲まれて暮らすようになりました。そうした背景もあり、猫が本来は口にしない “異物”を食べてしまう「誤食」が、家の中で最も多く起きる重大な事故となっています。

異物は時間が経てば排泄されることもありますが、麻酔をかけて内視鏡で摘出したり、開腹手術が必要になったりすることも、決してめずらしくありません。しかも、飼い主さんが誤食に気づかず、ひっそりと静かに事故が起きているケースが後を断ちません。

また、人よりもずっと体が小さく、代謝のしくみが異なる動物である猫にとっては有害となる食品や植物、家庭用品もあります。中には犬よりも猫のほうが、中毒症状が強く現れる成分を含むものも。


このように猫には猫の誤食・中毒の特徴があり、さらに人の暮らしの変化に合わせて猫が口にしやすいものも変わっています。だからこそ、「最近の猫の暮らし」に沿った対応が必要になってきています。

そこで本書は、食べると腸閉塞や胃腸障害を起こしやすい家の中の物や、中毒を起こす食品・飲料・観葉植物・花・化学製品等を最新の情報をまじえて紹介します。

起きてしまった事故に冷静に対応して早めに動物病院で処置を受けることも大切です。ただし、それよりも、どんなものが猫に脅威となるのか知って遠ざけ、誤食・中毒の事故を未然に防ぐのが最善策です。

ーーあなたの猫を、身近にある危険から守るために。

感想・レビュー・書評

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  • よく見る観葉植物にも
    中毒を起こすものが一杯で驚きでした

    花などもあわせると かなりの数になり
    え これって何も置かないほうが
    いいんじゃない とまで思うほど
    バラ・ガーベラ・ひまわり・ランなど
    大丈夫なものも書いてあり
    ペットを飼う方への贈り物にも
    参考にしたいですね

  • 猫の誤食からはじまり、危ない人間の食品や植物、家の中にあるさまざまなものについて、危険性を獣医さんが丁寧に解説。

    項目ごとに可愛い猫の写真つきで、目次には監修者のねこも登場。

    明確でわかりやすいと思うとともに、案外犬や小鳥とも共通していて興味深い。
    結構人間は危険な成分の食べ物まで幅広く食べているのだなあと、人間の丈夫さにも感心してしまう。

  • 装丁もデザインもかわいくてためになる良い本です。
    ただ一つだけ誤りを発見。
    猫に「安全」な植物(P96)に
    マダガスカルジャスミン
    のひょうきがありますが、これは多分ハゴロモジャスミンの間違いではないでしょうか。
    この本全部とても大事なことが書いてある本なので間違いは早めにきちんと訂正された方が良いです。
    (出版元にも連絡します)

  • 読みやすいし、勉強になった。人間と変わらないんだな。

  • 猫の誤飲の数々と危険性。
    学術視点。植物や花の毒性に弱いとは知らなかった。
    尿結石の問題は別書籍によると、水分不足(ドライ中心生活)や塩分過多とも効く。
    このような視点で猫を飼うことを考えないと大変だし、検査も手術費もそれなりにするなーと感じた。
    猫との生活はいろいろ大変だ。

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著者プロフィール

「東京猫医療センター」(東京都江東区)院長。「ねこ医学会(JSFM)」副会長。
2005年から猫専門病院の院長を務め、2012年に東京猫医療センターを開院。
2013年、 国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。東京猫医療センターの1年間(2022年)の猫の診察件数は、1万8000件以上。

「2024年 『猫の病気のサインがわかる図鑑 〜体調不良や痛みを見逃さないために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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