すくすく いのち

著者 :
  • めくるむ
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本棚登録 : 87
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910543017

作品紹介・あらすじ

ある日、ママの おなか中にあるあかちゃんのへや(子宮)に、ちいさなちいさなたまごがやってきました。
たまごはすこしずつおおきくなって、あかちゃんになります。
あかちゃんは、約280日ママのおなかの中ですごします。
何をたべているのでしょう? 
おしっこは、どうしているんでしょう? 
いつからこえがきこえているんでしょう?
なにがみえているんでしょう?
どんなふうに大きくなるのでしょう?
おなかの中のあかちゃんの成長の様子と、そのときのママの身体の変化を
4歳くらいからの子どもにもわかるように描きました。

おなかの中で赤ちゃんが、成長する間、ママやパパは、とても楽しみに誕生を待っていました。
だれもが、大切ないのちであることを伝える絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本の監修は、杏林大学保健学部教授の佐々木裕子さん。
    おなかの中の赤ちゃんの成長や
    パパやママが赤ちゃんの誕生を待つ日々を描いています。
    『4歳からの いのちのおはなし絵本』。

    <『あとがき』より>
    子どもが保育園に通っていた時、助産師の佐々木裕子さんと、
    看護学科の学生さんたちがいらっしゃって、
    『いのちのおはなし会』をしてくださいました。

    4歳児クラスを対象にした子ども向けのおはなし会だったのですが、
    保護者も見学ができたので、私も聞くことができました。

    まず、命がどのように生まれるかが、
    子ども達にもわかりやすい言葉で伝えられました。
    そして、全員に1枚ずつハートの紙が配られました。
    よく見るとそこには、針であけられたような小さな穴があり、
    「なんだろう?」と、子ども達は興味津々です。
    それは、受精卵の大きさをみんなに伝えるための穴でした。
    そして、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月……と、
    実寸で実重量の胎児の人形が看護学生さんから、
    子どもたちの手のひらにそうっと置かれ、
    子どもたちは、人形を落とさないように慎重に抱っこ。
    命の大切さを子どもも大人も楽しく学べる素晴らしい会でした。

    その時のおはなしを参考に、このおはなしを書き下ろしました。

    ちょうどこの絵本を制作中は第二子を妊娠中で、
    上の子どもにこの絵本のラフを読みました。
    そして、絵本を読み終えると、お腹にいた時に、
    よくしゃっくりをしていたことや、
    生まれてきたとき、とっても嬉しかったよ、と気持ちを伝えました。

    この絵本が、子ども達と命について考えるきっかけになれれば幸いです。

    はまのゆか

  • 受精卵を除くおなかの中の赤ちゃんがほぼ原寸大で描かれた、赤ちゃんがママのおなかにやってきて、生まれるまでの絵本。
    昨日星と森と絵本の家の絵本縁日で紙芝居を読んだ後、はまのゆかさんとめくるむさんのブースでみつけて、あまりにもタイムリーなので思い出に買いました。ミニマリストなので普段は絶対サイン本は手にしないのですが(手放しにくくなるので…)、娘とお腹の子の名前当てにしてもらって、ご本人に赤ちゃんの絵とサインかいてもらっちゃった。

    なんて書くと、ちゃんと中も見ずにテンションで買ったみたいに見えるけど、絵も文章もすごくよくて。たからものです!

  • みんなに祝福されて、生まれてくるいのち。
    お母さんのお腹のなかで、どのように育つのか、わかりやすいです。

    わたしが「おお!」と思ったのは、絵には車いすの方や、同性カップルと思しき人たち、年配の方、いろんな人がいるところです。
    さすが令和の絵本だなあと。
    あと「ママ」「パパ」呼びなのも、令和だなあ。

    わたしの世代「ママ」「パパ」呼びはほとんどいなかったので、幼児語の印象がどうしてもぬぐえないんです…。
    最近の絵本は「ママ」「パパ」ですよねえ(^^;

  • 産まれてからは怒涛なので、産まれる前を思い出してみるのは良いかもしれませんね。

  • 受精から出産までの1組のカップルのお話し。
    命の大切さを感動と共に学べる絵本。

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著者プロフィール

はまのゆか
1979 年生まれ。
大阪府出身・東京在住 京都精華大学卒業。二児の母。
大学在学中より村上龍の著書イラストを多数担当し、『13 歳のハローワーク』(村上龍・著 幻冬舎)は、ミリオンセラーとなる。
イラストを担当した作品『ママが10 にん!?』(天野慶・文 ほるぷ出版)は、第10 回ようちえん絵本大賞を受賞。
主な著作に、『すくすくいのち』(めくるむ)『まめちゃんとまじょ』(教育画劇)『きょうなにしてた?』『九九をとなえる王子さま』(以上あかね書房)『ココアラ』
(小学館)『~しゅうくんかぞくの しあわせレシピ~ つきみだんご』(光村教育図書)『だんじりまつり』(ポプラ社)他多数がある。

「2023年 『さわっても いい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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