- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910543017
作品紹介・あらすじ
ある日、ママの おなか中にあるあかちゃんのへや(子宮)に、ちいさなちいさなたまごがやってきました。
たまごはすこしずつおおきくなって、あかちゃんになります。
あかちゃんは、約280日ママのおなかの中ですごします。
何をたべているのでしょう?
おしっこは、どうしているんでしょう?
いつからこえがきこえているんでしょう?
なにがみえているんでしょう?
どんなふうに大きくなるのでしょう?
おなかの中のあかちゃんの成長の様子と、そのときのママの身体の変化を
4歳くらいからの子どもにもわかるように描きました。
おなかの中で赤ちゃんが、成長する間、ママやパパは、とても楽しみに誕生を待っていました。
だれもが、大切ないのちであることを伝える絵本です。
感想・レビュー・書評
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絵本の監修は、杏林大学保健学部教授の佐々木裕子さん。
おなかの中の赤ちゃんの成長や
パパやママが赤ちゃんの誕生を待つ日々を描いています。
『4歳からの いのちのおはなし絵本』。
<『あとがき』より>
子どもが保育園に通っていた時、助産師の佐々木裕子さんと、
看護学科の学生さんたちがいらっしゃって、
『いのちのおはなし会』をしてくださいました。
4歳児クラスを対象にした子ども向けのおはなし会だったのですが、
保護者も見学ができたので、私も聞くことができました。
まず、命がどのように生まれるかが、
子ども達にもわかりやすい言葉で伝えられました。
そして、全員に1枚ずつハートの紙が配られました。
よく見るとそこには、針であけられたような小さな穴があり、
「なんだろう?」と、子ども達は興味津々です。
それは、受精卵の大きさをみんなに伝えるための穴でした。
そして、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月……と、
実寸で実重量の胎児の人形が看護学生さんから、
子どもたちの手のひらにそうっと置かれ、
子どもたちは、人形を落とさないように慎重に抱っこ。
命の大切さを子どもも大人も楽しく学べる素晴らしい会でした。
その時のおはなしを参考に、このおはなしを書き下ろしました。
ちょうどこの絵本を制作中は第二子を妊娠中で、
上の子どもにこの絵本のラフを読みました。
そして、絵本を読み終えると、お腹にいた時に、
よくしゃっくりをしていたことや、
生まれてきたとき、とっても嬉しかったよ、と気持ちを伝えました。
この絵本が、子ども達と命について考えるきっかけになれれば幸いです。
はまのゆか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
受精卵を除くおなかの中の赤ちゃんがほぼ原寸大で描かれた、赤ちゃんがママのおなかにやってきて、生まれるまでの絵本。
昨日星と森と絵本の家の絵本縁日で紙芝居を読んだ後、はまのゆかさんとめくるむさんのブースでみつけて、あまりにもタイムリーなので思い出に買いました。ミニマリストなので普段は絶対サイン本は手にしないのですが(手放しにくくなるので…)、娘とお腹の子の名前当てにしてもらって、ご本人に赤ちゃんの絵とサインかいてもらっちゃった。
なんて書くと、ちゃんと中も見ずにテンションで買ったみたいに見えるけど、絵も文章もすごくよくて。たからものです! -
みんなに祝福されて、生まれてくるいのち。
お母さんのお腹のなかで、どのように育つのか、わかりやすいです。
わたしが「おお!」と思ったのは、絵には車いすの方や、同性カップルと思しき人たち、年配の方、いろんな人がいるところです。
さすが令和の絵本だなあと。
あと「ママ」「パパ」呼びなのも、令和だなあ。
わたしの世代「ママ」「パパ」呼びはほとんどいなかったので、幼児語の印象がどうしてもぬぐえないんです…。
最近の絵本は「ママ」「パパ」ですよねえ(^^; -
産まれてからは怒涛なので、産まれる前を思い出してみるのは良いかもしれませんね。
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受精から出産までの1組のカップルのお話し。
命の大切さを感動と共に学べる絵本。