あくたれラルフのクリスマスプレゼント (あくたれラルフシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (20ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910815046

作品紹介・あらすじ

"クリスマスにサンタが来ると聞いたラルフは、「きっとサンタはこういうことが好きだろう」と勝手に考えて、セイラがびっくりするようないたずらを考え出します。
サンタが好きな「赤」に部屋をぬったり、自分の家が見逃されないようにライトをピカピカさせたり、クリスマスツリーを倒したりして大騒ぎ!でもセイラはそんなラルフを見放しません。「あなたのことが大すきよ」という気持ちを子どもたちに伝えられる素敵な一冊です。"

感想・レビュー・書評

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  • 以下2つの理由でクリスマスに関するほっこり話を読みたくなり、内容も知らずして手に取った『あくたれラルフのクリスマスプレゼント』(ジャック・ガントス)。

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    ❶『考えの整頓』(佐藤雅彦)で紹介されていた【ある一家のクリスマスプレゼントの話(実話)】

    不況下のアメリカで起こった、極めて貧しい一家のお話。

    クリスマスプレゼントも買う余力がない一家(シングルマザー、長男、長女、次男)に現れたプレゼント。

    実はその中身、その一家の末弟が、数ヶ月にもわたり、失くなっても騒がれない物をこつこつ隠していた物であったというオチですが、

    それでその家族は笑いでいっぱいになったそうで、メチャほっこりしました。

    ❷『ベニテングダケの話』(堀博美)でゲットしたクリスマス話。

    クリスマスに大いに関係のあるサンタクロースの赤&白の配色は、

    何とベニテングダケから来ていると考える人達がいるそうです。

    クリスマスとベニテングダケの関わりで言うと、ドイツなどではクリスマスの飾りつけにベニテングダケグッズは欠かせず、またベニテングダケを形どったお菓子も食べるとの事。

    さらには、サンタクロースが乗るソリをひくトナカイはベニテングダケを食べるという所から以上の説が生まれたんだそうです。

    ホッコリというか、私にとっちゃ意外すぎて笑い話でした。

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    もうそろそろクリスマスですし、近所もそのカラーに染まってきた事もあって関連書読みたくなったという事もありますが、

    さぁいざ読んでみたら、

    最初の方はもうホッコリどころか、イタズラ好きの赤猫ちゃんとこの子を飼う女の子のドタバタ喜劇。

    赤猫ちゃんがイタズラを引き起こしては、女の子が諭すように叱る事の繰り返し。

    しかしこの物語の結末&著者の若かりし頃のエピソードを読む事で「ほっこり」に繋がっていきます。

    なかなかな珍体験をしました。

    「行動の裏には、必ず心情がある」というのは深い内容です。

    今年のクリスマスが来た頃には、

    プレゼントとキノコと赤猫を思い出すんだろうなと思うと、

    何だか笑えてきてしまった。

    何でこの絵本にしようと思ったのか私自身も謎ですが、

    選んで良かった。

  • あくたれラルフシリーズ。一部がしかけえほんになっている。

  • クリスマスの読み物絵本。しかけが楽しい。

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著者プロフィール

1951年ペンシルバニア州に生まれる。エマーソン大学在籍中、『あくたれラルフ』(石井桃子訳/福音館書店)でデビューし、ADHD(注意欠陥多動性障害)を抱える愉快な少年のシリーズ第2巻、"Joey Pigza Loses Control" がニューベリー賞オナーに選ばれた。半自伝的小説、Jack Henry シリーズも人気。

「2023年 『あくたれラルフのハッピーハロウィン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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