復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

  • バリューブックス・パブリッシング
3.76
  • (7)
  • (16)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 229
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910865058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 堀元見・水野太貴「言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ 言語沼」 身近だが謎の多い対象、漫才的に|好書好日(2023.05.29)
    https://book.asahi.com/article/14913835

    言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ 言語沼 - 株式会社あさ出版 ビジネス書、ビジネスコミック、健康、語学書等を発行
    http://www.asa21.com/book/b607897.html

    復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼
    https://onl.sc/kBNK8ZM

  • しまった、これを先に読んでおけば、「言語の本質」(今井むつみ)がずーっと読みやすかったはず、というのが一番の感想。「音象徴」の考え方がとてもわかりやすく説明されている。「言語の本質」では、そこを咀嚼するのに結構時間がかかったのだ。本書でも触れられている通り、ソシュールによる「言語の恣意性」理論が聞きかじりの半端な知識としてあったためだと思う。そこらへんが整理できて、とても勉強になった。

    普段何気なく使っている言葉をあらためて考えてみるのは、本当に面白いことだ。ただし、言語学という学問になると、なんというか、非常に辛気くさい。そもそも学問ってそういうものかもしれないが、言葉は誰もが日々使っているものなので、何をゴチャゴチャ言ってるんだ?という感覚が強くなるのだろう。本書は、そこらへんの塩梅がうまくて、あまり学問的な細かいところに分け入らず、でもしっかりと専門家らしい説明がされていて、興味深く読めた。

    へぇ~という話がいろいろ出てくるので、言葉についての小ネタが好きな人向け(わたしみたいな)。どれも面白いなかで、「アニマシー」という考え方が新鮮だった。わたしたちは、「生物っぽさ」を感じるかどうかで無意識に言葉を選んでいるというのだが、それが臨機応変であるというところに、あらためて人間の脳のすごさを思い知らされる。

    ラジオでしゃべったものが元なので、文字におこすと相棒の合いの手がちょっとしつこい感じもするけど、まあこれはご愛敬かな。

  • ことばの持つ法則性の話。

    二人のかけ合いが面白くて、スルスル読んでしまう。

    Pepperは一人か?一台か?問題は、個人的に話が盛り上がるほど面白かった。

  • 「ゆる言語学ラジオ」にハマり、読みました。
    2人の会話形式で適度に脱線がある文章なので、さらさら読むことができ、日常生活での例などを挙げ分かりやすく説明してくれるため、かなり読みやすかったです。
    個人的には連濁に法則性があることが特に驚きました。

  • めちゃくちゃ面白かった!!「へー!!」ってなったし「わー!!」ってなった(語彙力)。
    「えーっと」と「あのー」の違いとか。身近なものなのに全然知らない。言語学面白いよねー大学の頃読み漁ってた。綺麗に忘れているのが悔しい。また勉強したい分野。

  • 自分が対象をどのように見ているのかが、ものの数え方に反映されているということを、改めて考えるとおもしろいなと思いました。他にも身近な言語の謎が盛りだくさんで、楽しい1冊でした!

  • YouTubeチャンネル、ゆる言語学ラジオを視聴している人にはお馴染みの2人による軽妙な言語学トークを書籍にしたもの。
    視聴者にとってはほとんどがチャンネルで観た内容なので目新しさはないが、学問分野の入口として親しみやすい。ただ、会話調の文体がくだけすぎている感があり、人によっては合わないかもしれない。

  • ポッドキャストほどは面白くなかった。(ポッドキャストは物凄く面白いです)

  • 面白いんだけど、売れる本作りたかったんだろうなぁってのがにじみ出てる。ガチの本も書いてみてほしい。

  • いつもYouTubeやPodcastで楽しく聞いているチャンネルの本。その延長上の対話形式本。さくっと楽しく読めた。アニマシー、音象徴、フィラー、音韻?、オノマトペ、「を」格。まさに「母語話者なのに?!」意識していなかったいろいろがまだまだあるなあと気づく。
    楽しくてふかーい言語「沼」への誘い。

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家、YouTuber、Podcaster。1992年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業。大学卒業後、就職せず「インターネットでふざける」を職業にする。Webで書いた「ビジネス書を100冊読んで1日で教えを実行する記事」がバズり、本書の出版にいたった。ビジネス書を読んで教えをスプレッドシートにまとめるライブ配信を毎週やりながら、半年がかりで本書を執筆。チャンネル登録者12万人を擁するYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」も出演/プロデュース。著書に『教養悪口本』(光文社)がある。

「2022年 『ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀元見の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×