あおいやまいぬ

著者 : マーシャ・ブラウン 瀬田貞二

• 瑞雲舎 (1995年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[こころのさんぽさんの感想 · 2023年11月15日]

2021.10 5年

[あいころもちさんの感想 · 2016年9月11日]

版画の勢いは圧巻。
お話は淡々と進むには勿体ないような、深さがあります。

[soramameさんの感想 · 2016年7月15日]

インドの王子様に　この世で生きていくための知恵を説いた

世界最古の　児童書（！）パンチャタントラのなかの　おはなしを絵本にしたものです。



主人公のやまいぬが　情けない。

貧相で　肝っ玉小っちゃくて　せこい。

あ、　　なんか、最近　そーゆーひとがＴＶを賑わせていたような。

もにょもにょ　にょごにょご～～・・・。



情けない　やまいぬくんが　ひょんなことから

獣たちの王となり　そして　その座を追われるまでを

勢いのある挿絵と　語り口で　すかん！と　絵本に仕立ててます。



たとえ話が中心のおはなし集ですから

ともすれば　説教くさくなりそうなところを　

本の魅力で　ぐいぐい引っ張っていく感じ。



読むには丹力がいりそうですが、

何度も読み込んで　この本を好きになったら　案外　読んでいけると思います。

大丈夫、何度読んでも面白いです。

[あしださんの感想 · 2013年10月23日]

「パンチャタントラ」という、古いインドのたとえ話集を題材にしたもの

著者プロフィール

1918年アメリカ・ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1954年『シンデレラ―ちいさいガラスのくつのはなし』（福音館書店）、1961年『もとはねずみ…』（童話館出版）、1983年『影ぼっこ』（ほるぷ出版）で3度のコールデコット賞を受賞。他に『三びきのやぎのがらがらどん』（福音館書店）、『ちいさなメリーゴーランド』（小舎）などがある。2015年没。


「2017年 『あおいジャッカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」