からだといのちと食べものと (シリーズ・子どもの時間 1)

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  • 自然食通信社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784916110572

感想・レビュー・書評

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  • こどもたちの言葉の引用が多くて、
    彼らの世界が、ことばのはしばしに表れる。
    「正しい」言葉じゃない「国語」的には点数が低いかも。
    でもだからこそ表現としてはすごい。
    フィルターがないから。
    飾らないから。
    感想や気持ちがダイレクトに伝わってくる。
    そしてすごく本質的なことを捉えているのだ。
    あたりまえだと思っていたこと、
    こどもの言葉で語られるとはっとする。

    国語も歴史も生物も全部つながっている。
    豚を解体するまでの授業展開は
    もちろん解剖も含めて、理想とする授業だった。
    小学校のことを思い出して親にメールしたら、
    父親がかつてこの人の本を読んで感動して
    私の通った小学校を探したのだといっていた。

    つながっているなあ。

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著者プロフィール

1941年、広島県に生まれる。64年、東京都で小学校教師に。60年代の教育科学運動のなかで、地球・人間の歴史の授業や鉄づくり・米づくりの授業といった先駆的な仕事を生みだす。それらは『ひと』誌(太郎次郎社)に公表された。さらに、そうした実践を超えるために、70年代、竹内敏晴らの「『からだ』と『ことば』の会」に参加、「こんとんの会」で真木悠介と出会う。80年代をとおして、「奇跡的」といわれるいきいきとした授業内容を、子どもたちとの空間に次々と切り拓いてきた。その内容は著書および映画「鳥山先生と子どもたちの一ヶ月間 からだといのちと食べものと」(グループ現代、1985)などに記録されている。現在、『賢治の学校』代表。◎おもな著書『からだが変わる 授業がかわる』(晩成書房、1985)、『いのちに触れる 生と性と死の授業』『イメージをさぐる からだ・ことば・イメージの授業』(ともに太郎次郎社、1985)、『ブタまるごと一頭食べる』(フレーベル館、1987)、『写真集 先生はほほ〜っと宙に舞った 宮沢賢治の教え子たち』(塩原日出男・写真、自然食通信社、1992)など。

「2011年 『いのちに触れる【オンデマンド版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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