まほうのなべ

  • 童話館出版
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本棚登録 : 187
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924938908

感想・レビュー・書評

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  • 先日、『まほうつかいのノナばあさん』というスパゲッティ鍋のお話をたいへん楽しく読んだので、今度は別の鍋絵本を選んでみた。

    昔話『おいしいおかゆ』のオートミール・バージョン。
    貧しい娘が、森で見知らぬお婆さんからも魔法の鍋をもらう。この魔法の鍋のおかげで、娘と母親は好きな時に好きなだけ美味しいオートミールを食べられるようになる。ある時、娘の留守中に、母親が自分で鍋を使ってみるが、鍋を止める呪文を忘れてしまい、オートミールがどんどん溢れて止まらなくなる……。

    うおお~!よくぞこれを描いてくれました!と言いたくなる、ど迫力・大満足のオートミールの洪水。
    オートミールが大の大の苦手な母は、ちょっと気持ちが悪くなる(おかゆだったら、きっともっと胸が弾んだのに…!)。
    ほんの軽い気持ちが引き起こした大惨事に思わず震えるが、外に出てきた村の人たちが、笑顔でオートミールにぱくつく表情に、ひと安心。後味のとってもよいお話。

    この絵本を読んで以来、娘はやたらオートミールを食べたがる。すごく美味しく素敵な食べ物だと思ってるみたい。美味しい食べ方、調べてみようかな…

    短めだけど、壮快でしっかり満足感のある絵本。
    素敵な素敵な夢の鍋。どうか盗まれたりなんかせずに、村のみんなで、末長く美味しく幸せに暮らせますように。

  • 飯テロ絵本。
    牛乳とお砂糖で甘ーく煮たオートミールが食べたくなってしまった。

    貧しい貧しい母娘が、謎のおばあさんからもらった小さな鍋。それは呪文ひとつで無限にオートーミールを出してくれる、魔法の鍋でした。
    ところがある時、お母さんがオートミールを止める呪文をど忘れしてしまい――……。

    いつでもオートミール食べ放題だなんて、悪い魔女から一体どんな代償を払わされるのやら!!とドキドキして読んだのですが、特にそういうのはなく。
    予想外のハッピーエンドに「お、おう……」ってなりました。

    大好物に首まで浸かりながら貪り食いたい系の願望を持っている人にはオススメです。

  • いわゆるグリムの”おいしいおかゆ”。ここではオートミールになっている。オートミールの色合いがまっ黄色で、もっこもっこ鍋からリアルに湧き出てるもんだから、すごい迫力!なんかちょっと汚…もとい、怖いです…。

  • 5歳3ヶ月。

  • オートミールってどんな食べものなんだろう・・・と想像してワクワクする とにかく食べものの話が大好き

  • 貧乏なお家の子が謎のおばあさんから無限オートミール鍋をもらうが、鍋を止める呪文を忘れてしまい…最終的には村人含め全員にっこり、というストーリー。
    話の流れ的には様式美というか、ありがちなものですが、ユーモラスなイラストと翻訳もあり、長男はクスクス笑いながら2回目リクエスト。気に入ったようです。

    この絵本は、悪そうな人間の女の子のイラストが実に秀逸な「3びきのくま」の作者であるポール・ガルドンの絵本。
    奥付を見ると3びきのくまは1972年、こちらは1976年のコピーライトとなっていました。
    個人的には3びきのくまのほうがイラストの完成度が高いというか、ガルドンぽいと感じていたので、まほうのなべのほうが後の作品というのはちょっと意外でした。

    英名はThe Magic Porridge Pot 
    そういえば3びきのくまではPorridgeはおかゆと訳されていましたが、こちらではオートミールでした。

  • 魔女にもらった不思議な鍋。娘が留守の間呪文を唱えてオートミールを出すお母さん。ところがもうひとつの魔法の呪文を忘れてしまってさあ大変!オートミールが止まらない。となり村まであふれて来た…どうなるのかな。面白かった。

  • 2004年度  5年生  6分
    2006年度  6年生

  • 小さいさくらんぼコース

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