マジック・ランチャー (making ofACTUAL-MEDIA)

  • デジタルハリウッド出版局
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784925140003

作品紹介・あらすじ

閉じたそのあと…カッと熱くなる!リアルを超えた表現者たちのファースト・コラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • わが中学生時代を良くも悪くも彩ってくれたふたりが、なんと対談して本にまでなっていると、知ったのは最近。

    時は、1998年2月18日。
    ふたりともガッツガツに売れて売れてしょうがない頃だろう。
    庵野は「エヴァ」旧劇場版を終えて「ラブ&ポップ」を作ったあと。
    岩井は「スワロウテイル」でドカン、「四月物語」で「置きに行った」頃合い。
    そんなふたりが初対面。
    その後、2000年12月公開の「式日」、さらには2020年「ラストレター」へと続く仲の、起点てこと。
    ワクワクして読んだが、まあこんなものかなという印象。
    作品論や互いへの批評は薄く、監督とはどうたらという居酒屋のボヤキと似た趣味(特撮やら)の話にとどまっている、むしろ互いに遠慮し合っている感じがある。
    その点富野は歯に着せる衣そもそもなかったぞ、と特に庵野の常識人ぶりっこを、指弾したいな。

    ところで帯が面白い。
    〈「making of ACTUAL-MEDIA」発射 閉じたそのあと……カッと熱くなる! リアルを越えた表現者たちのファースト・コラボレーション〉。
    発行所は「デジタルハリウッド出版局」。
    庵野・岩井がスカしているぶん、巻末2ページに披露されている、発行所の「出版の目的」がアチアチで、世紀末のホットさを表していて、つい笑ってしまう。
    この立ち上げの熱さ、事後的に見れば、おそらく一冊しか出なかった未来から振り返ると、なかなか面白いな。

  • 高校生時代にどっぷりとハマったお二人の対談集。
    十代で与えられた衝撃は一生モンだ。

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