鼻・のどの病気は免疫ビタミンでよくなっていく

著者 :
  • 平原社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784938391676

感想・レビュー・書評

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  • アレルギー対策として,LPSについての本を探していてたどり着きました。

    なぜLPSがアレルギーに効果的なのか,免疫の基本から分かりやすく説明してくれています。

    LPSの摂取の仕方については,杣源一郎博士が書かれた本と同じようなことのみで目新しさはありませんが,アレルギー症状緩和のために,なぜLPSがマクロファージを活性化させる必要があるのか,詳しく書かれていて勉強になりました。

  • 発芽玄米食者。花粉症は舌下免疫療法で軽減済み。喉の痛みは年に10回はあるか。発熱は年に2~3回ひく程度。まだLPS摂取量が足りていないのか?それとも至って健康なのか? ただLPSサプリはコストがかかる。
    タイトルの免疫ビタミンとはLPSの事で、他のビタミンを想定してはいけない。



    1部ー鼻の構造や鼻に関わる病気を紹介。
    ウィルスを含む異物を出そうとする鼻水をすすることで体内にウィルスを取り込むことになるので出すように。
    好酸球性副鼻腔炎やアレルギー疾患、上咽頭炎(喉が痛む・つまる・後鼻漏から咳やめまいにつながる、菜々緒さんは1か月も痛みが続きセカンドオピニオンで発覚、EAT治療)などの病気やその治療法を紹介。
    2部ーLPSの説明。
    免疫のバランスを整えアレルギー反応を抑える。LPS(一定の特徴を持つ菌)はマクロファージなど自然免疫系の細胞を活性化し免疫バランスを整える。
    LPS、まずは食べ物から取り入れる。
    野菜は加熱調理しても大丈夫。蓮根、ジャガイモ、ごぼう、里芋、ニンジンなど土中に育つ根菜や芋類に特に多く皮はむかずに調理するとたくさん摂取できる。葉物はほうれん草、小松菜、明日葉、ケール、カブの葉などがおすすめ。
    穀類は外皮を残した玄米、発芽米、金芽米。全粒粉小麦、蕎麦、発酵ライ麦パンは特におすすめ。
    海藻は昆布、わかめ、もずく、ひじき、めかぶなど。加工するときに茹でてしまうと海藻表面の細菌が流れてしまうので、そのまま乾燥したものがおすすめ。
    きのこ、中でもヒラタケはLPS含有量が多い。ほかにもシイタケ、なめこ、しめじなど。
    乳酸菌発酵食品にはLPSはほとんど含まれていないがLPSと一緒に摂取すると相乗効果が得られる。
    漢方、十全大補湯の多くの成分もLPSが豊富で、中でも当帰が豊富。他にも葛根や甘草、柴胡などにも豊富。
    サプリとして、免疫ビタミン、LPS(リポポリサッカライド)などもある。小麦共生菌のパントエア・アグロメランスを小麦粉で培養したLPS素材→パントエア菌。ただ鼻やのどのトラブル、特にアレルギーに関係したトラブルを改善するのであれば食事を見直すことが大事。
    摂取量、健康維持は体重1㎏あたり10㎍=0.01mg。体重50㎏で0.5mg。アレルギー疾患、がん、アルツハイマーなど病気の改善にはその3倍量が目安とされている。食間摂取。
    →楽天からサプリを3か月ほど利用したが大幅な変化は感じられなかった。コストはかかる。

    ☆鼻うがい、塩小さじ1/2(3g)、ぬるま湯330ml(一度沸かして30~35度まで冷ます)、約0.9%の塩水。1回につき左右の鼻2回ずつくらい。1日2~3回をめどに続ける。

    3部ーLPSで症状が改善した例集
    きたにし耳鼻咽喉科(守口)
    医療法人ふじいやさか ラ・ヴィータメディカルクリニック(大阪)→自費治療

    酒粕から分離された植物性乳酸菌K-2で花粉症改善、免疫力アップの事例

    ハーブ。ボタイジュ(消炎、収れん、保湿、殺菌、血行促進)、オトギリソウ(鎮痛、抗うつ、抗不安、睡眠障害)、ラカンカ(消炎、解熱、喘息、アトピー、鼻炎、花粉症)、セージ(声がれ、咳、口やのどの痛み、去痰)、エンメイソウ(消化不良、腹痛、消炎、抗老化)

  • 稲川裕之、北西剛(「い」の棚にあり)

  • 犬山康子著、稲川裕之監修、北西剛監修『鼻・のどの病気は免疫ビタミンでよくなっていく』(平原社、2019年)は花粉症などの鼻やのどの病気の原因と対策を解説する書籍である。LPSがマクロファージを活性化させ、免疫力を高めると主張する。その結果、感染症やガンなども防がれ、全身の健康と恒常性が保たれる。
    本書はマクロファージなど細胞の動きを説明している。これは漫画『はたらく細胞』を彷彿させて興味深い。
    現代日本人に花粉症などが多い理由は、衛生環境がよくなり、細菌に触れる機会が減り、逆に花粉やハウスダストに過敏に対応するようになってしまったためと指摘する。生物は環境に適応する生き物である。やがては花粉やハウスダストに強い形に変わっていくのだろうか。

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