入門・レギュラシオン: 経済学/歴史学/社会主義/日本 (レギュラシオン・ライブラリー)

  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784938661090

作品紹介・あらすじ

マルクスの歴史感覚とケインズの制度感覚の交点に立ち、『アナール』の精神を継承、ブルデューの概念を駆使し、資本主義経済は勿論、社会主義や南北問題を解明。工業中心の分析から、サービス経済、国際金融、そしてエコロジーへと展開するレギュラシオン派の21世紀への提言。

感想・レビュー・書評

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  • レギュラシオン学派に関しての入門書ではあるが、
    内容としては入門の割には難しいと感じた。
    経済学、歴史学の背景的な基本的な知識がないと理解に苦しむ箇所が多々あるように感じる。この一冊でマスターってわけにはいかないと思う。

    フォーディズムを題材に日本や他国とを比較しながら賃労働関係を説明しているのは分かりやすかった。
    また、経済学と歴史学のつながりを書いている点はよかった。
    歴史的背景を知ったうえで、経済学を落とし込むことが深い理解、また現実世界と照らし合わせて経済学を捉える上で非常に重要であると感じた。

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著者プロフィール

●ロベール・ボワイエ(Robert Boyer)
1943年生。パリ理工科大学校(エコール・ポリテクニック)卒業。数理経済計画予測研究所(CEPREMAP)および国立科学研究所(CNRS)教授,ならびに社会科学高等研究院(EHESS)研究部長を経て,現在は米州研究所(パリ)エコノミスト。
著書に『レギュラシオン理論』『入門・レギュラシオン』『第二の大転換』『現代「経済学」批判宣言』『世界恐慌』〈レギュラシオン・コレクション〉『1 危機――資本主義』『2 転換――社会主義』『3 ラポール・サラリアール』『4 国際レジームの再編』(共編著)『資本主義vs資本主義』『ニュー・エコノミーの研究』『金融資本主義の崩壊』『ユーロ危機』(以上いずれも藤原書店)『レギュラシオン』(ミネルヴァ書房)などがある。

「2016年 『作られた不平等』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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