ヤクザな人びと: 川崎・恐怖の十年戦争

著者 : 宮本照夫

• 文星出版 (1998年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[akizm1215さんの感想 · 2024年5月2日]

ヤクザが店にやってきたを何気なしに読んだので、著者の最初の本を読んでみようと思い読了。

書いてある内容はほぼおんなじと言って良いかと。
これを特殊な職業というのは違う気がしますが、最初から「ヤクザお断り」を掲げて店を始めるのは大変だと思いますが、意思の強さと自分なりのちゃんとした基準があるので、現在（本の中の時間軸）でも貫けています。

その強さは素直にスゴイと。

ある意味、初心を貫く意思ととればビジネス書ともいえるかと。

[netakayukismさんの感想 · 2021年5月19日]

面白かった！暴力団に限らず何らかの圧力に対して屈しないために必要な行動、それは「徹底」だと改めて学んだ。アルコールとかタバコとかも突き詰めればそうなんだろうけど、自分の身に危険が及んでもなお自分を律することができるその強さが、こう言う形で身を結んだってのは素晴らしい。

本って「智慧の卸業」だと思っていて、集積した智慧を整理して梱包してしっかりユーザーまで届ける機能が本にはある訳だけども、こういう誰かの素晴らしい努力をこれからも拾い続けて欲しいなーと思いました。