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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784944027958
作品紹介・あらすじ
会社の知的財産を守る実践的入門書!会社の重要財産であるノウハウ・営業秘密等の防衛策を誰でも理解できるようにわかりやすく実践的に解説!営業秘密防衛のためのリスク管理と漏洩した場合の差止請求、損害賠償請求、刑事告訴など各種対応策を詳解!総務・人事担当者はもちろん、弁護士等専門家も必読。
感想・レビュー・書評
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タイトルにある「営業秘密保護法」という法律はない。この本は営業秘密を持つ事業者に差止請求権が認められた、不正競争防止法の平成2(1990)年改正の内容を解説したもの。さらに平成5(1993)年の改正にもちょっぴり触れられている。
現在から読めば内容はかなり古くなってしまっている(例えば、現在なら営業(=企業)秘密に加えて個人情報保護という観点も必要なはず)が、これが分かりやすくて結構面白い。中間管理職サラリーマンが電車内で読むのにピッタリ。
このテーマに詳しい人には同じ内容の繰り返しが多くて辟易するかもしれない(ある章では、解説の文章の後に自身の書いた雑誌記事を全文掲載しているが、「この章はこの雑誌記事だけでいいじゃん!」というほど)。しかし、このおかげで素人には要点だけが頭に残るのである。
また、前半はこの改正に関係した人たちが実名で登場するドキュメント風の文章で経緯を記して、読み物風になっているのもGood。ただし、この部分は完結する前に立ち消えてしまうけど (^^;)
とにかく、予想以上に面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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