大学生とマチに出よう: 地域共生授業をつくる

  • みずのわ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784944173785

作品紹介・あらすじ

大学生・教職員のやる気を引き出す!地域活性化しかけ人の仕事の現場から小さな大学に文科省の支援が集まる秘密。

感想・レビュー・書評

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  •  今、高等教育機関は研究、教育の支援にくわえて「地域貢献」ということが、仕事の一部になっていると指摘し、「地方の小規模な大学の教育とはどういう仕事か」と、出版の意図・読者の対象を明記する(「はじめに」)。

     「地域共生授業で地域と大学の教育力を統合する」に「地域は教科書、住民は教師」と整理し、地域リーダーを講師に、その群れが「ふるさと山口発見」と銘うった<トランポリンの網>を支えて、学生を跳躍・躍動させるイラストで説明する。
     また、「水(人材)の循環と水圧(教育力)の関係」は<噴水>で図化され、噴水の量と水を上にあげる水圧に「地域課題解決の実践能力」と掲げて、人材育成のために地域、学部、大学院がかかわる理念と実践力のありようを図式化する(20p)。理論を明解に示すための工夫には、なみなみならぬものがある。

     「学生の社会認識と問題解決能力を養成するワークショップ型の演習」を掲げ、山口県の公立大学で精力的に取り組む(徳地 法華寺 40p)。
     地域の自然観察の方法は、「キャンパスから出る」が方法論としても有効のように見受けた。「その草になってみて」「その草の気持ちがわかるかな」の部分に、魅了された。

     高等教育機関での情熱と、地域に寄せる深い愛情と信頼にくわえて、地域の潜在能力を可視化する努力が、高い評価をうけている。
     

  • 資料ID:W0154818
    請求記号: 377||A 46
    配架場所:本館2階手動式書架

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著者プロフィール

山口県立大学国際文化学部教授

「2014年 『図説ユーラシアと日本の国境』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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