Stand by me: 僕のそばにいて (i novels)

著者 :
  • 雄飛
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784946569517

感想・レビュー・書評

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  •  思ったよりもいい話でした。

     同期入社の孝一と智昭は友人としていい関係を築いていた。
     しかし、孝一は自身が男しか愛せないことを自覚していて、智昭のことを好きだった。
     けれど、智昭は大学時代から付き合っている彼女もいるストレート。自分の想いはずっと秘めて行くものだと思っていた。

     ある日、仕事での失敗に落ち込む智昭に孝一は、快楽でそれを忘れることを提案する。
     智昭は孝一にくちづけられて、嫌悪感がないのがわかると「一回だけならいいよ」とそれを受け入れた。

     その後、“一回だけ”のはずだった二人の関係は続くことになる。
     それも智昭が我慢できない……という形で。

     そんな感じでちょっともどかしい話。
     途中で、二人の関係がぎくしゃくするところがあるんですが、そこでそのままハッピーエンドに流れ込んで、後日談……というのが割と王道な流れだと思うんですが、この話はそうじゃありませんでした。
     そこで、孝一は元恋人とよりを戻す? とは微妙に違うんですが、再び身体の関係を持ち始めて、智昭はその現場を見てしまって……というワンクッションがあります。

     その後はもちろんハッピーエンドなんですが、智昭が腹をくくってのハッピーエンド。
     智昭が腹をくくるだけで、そんなにあっさりことが収まってしまうのか……とちょっとあっけにとられてしまうほどその後の展開は早いし、腹くくっただけで、その恋人の存在とか置去りな部分もちょっと気になったり……。
     でも現実ってこんなものなのかもしれませんね……。

     でもその間の人間の気持ちの表現とかはとても入りやすかったりするので、読みやすかったです。
     ただ、お互いの呼び名が名字なのに、地の文? が下の名前だったりして、どれが誰かわからなくてちょっとどっちがどっちなのかを把握するのに、ちょっと戸惑いました。

  • (あらすじ)
    「一回だけならいいよ」智昭はそう言った。
    だから、抱いた。
    こんな日が来るとは、孝一自身、思ったことがなかった。
    三年前のあの日。
    入社式会場での、はじめての出会い。
    恋人と別れたばかりの孝一は、
    あの日から、この男を欲しいと思っていた。
    そして今、封印された思いが...。
    広告業界に生きる男たちのラブストーリー。

  • 1回かぎりの関係だったが、その快楽を忘れられなくなっのは、ノンケンな受だった・・・体先行型BL小説。
    「それは、受けがすることじゃない〜」と言うのが私の感想。
    暁先生にBL小説って、少し型破り的な所があって好きだな〜。

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