同和と在日2 ~大阪同和大帝国~

著者 : 鳥取ループ 三品純

• 示現舎 (2011年10月19日発売)

感想・レビュー・書評

[hourikiさんの感想 · 2011年11月14日]

本書は、同和と在日に関してまとめ・分析・結論の提起をしたものではない。各方面に取材を行い、その結果ないしは中間報告集である。さまざまな事案を手と足と目で、行動力で確認した事柄をもって同和や在日（相互に関連している話題は少ない。どちらかについて取り扱ったものが大半、ただし、この問題の奥では両者が繋がっている事例（本書の題材とは限らない）もあるので両者を完全に割り切って判断する必要もない）の現状を浮き彫りにした（しようとしている）記録である。
中には、結局わかりにくい内容のものもありましたが、問題が現在進行形であるが故だろう。

参考の為に、どのような内容構成になっているのか目次の大項目だけ列挙しておく。

　リベラルな電波グラビア館
　”ザル条例”大阪府部落差別調査等規制等条例
　追跡　大阪土地差別調査事件
　ワイド　大阪同和大帝国
　”駅前賭博”パチコン　もしアナタの家の隣にパチンコ屋ができたら
　声に出して読みたい「同和と在日」文献の旅
　内ゲバ発生！反日御殿「ナヌムの家」のトホホ”お家騒動”
　直方市の条例がネットから消えたのは市の”自主規制”
　自伝本はゴールできなかったサッカー日本代表・李忠成
　草津市ゴージャス隣保館ぶっちゃけ裏事情
　必携　同和にどう対抗するか
　終わっていない国の同和対策雇用保険制度に見る一般対策のカラクリ
　部落開放同盟滋賀県連・建部五郎委員長が退任
　滋賀県同和行政バトル日記④　特別編
　滋賀県同和行政バトル日記⑤
　滋賀県同和行政バトル日記⑥

同和や在日の諸問題に関心のある方はこのような本もあるという位で一読してみてはいかがでしょうか。