レイジング・ザ・バー ~妥協しない物つくりの成功物語 (Raising the Bar)

  • エイアンドエフ
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990706517

感想・レビュー・書評

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  • ”白い道”を歩いていたいなぁ。

  • 翻訳がわかりづらい。という感想が真っ先にくる。
    >弁護士は【買い手の】X社と【成約のために】週末返上で興奮しながら働いていた。
    のように訳者のつけ足した部分は全て【】で囲まれている。
    また、「ネスレ」を「ネッスル社」、「ダノン」を「グループ・ダノーン」のような通常認知されている表記もしない。当然引用されている書籍名も「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」ではなく「良きものから偉大なものへ」のように勝手に訳したタイトルをつけている。ビジネスに興味がない人が書いたんだな、と思ったらサイクリングの荷物(バックパックに詰めるもの)として「Boxers(ボクサーパンツ)」を「複数の箱」、「Sunscreen(日焼け止め)」を「日よけ幕」と書いたりしててもうわけわからん。

    あ、内容はいい話でした。1億2000万ドルのオファーを断るところから話が始まるビジネス書。アウトドア好き、オーガニック好きの人は是非。

  • 物語ではなくて、経営指南書であり啓発書。ストーリーが語られるのは前半のみで(買収騒動と著者生い立ちが中心)、後半からはクリフ社の経営哲学が熱く語られている。もっと情緒的な展開をするのかな、と思ったけど会社経営の現実はやっぱり厳しいんだろうな。

    モノづくりへの真摯な姿勢を守り、広告が勝ちすぎる虚飾マーケティングを否定しながら、それを実践しているのは本当にすごい。質のよさと哲学が受け入れられれば、ちゃんと草の根から商品は売れていくのですね。

    最終章で、チームワークをジャズセッションに例えていたのは印象的だった。

    「偉大な会社はジャズ。先行する「音」に注意深く耳を傾けながら創り上げられる(p.373)」

    「クリフ社の【核】はジャズ。それは美しいもの。製品そして人々を創出する、自由な即興演奏(p.388)」

    食品メーカーの経営本に触れて、マイルスを聴きたくなったり、デレク・ベイリーの評論(http://www.amazon.co.jp/dp/4875024541)が読みたくなるのも珍しいのでは。

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