弾道弾 (兵器の科学 1)

著者 :
  • 明幸堂
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本棚登録 : 52
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784991034831

作品紹介・あらすじ

兵器の精緻なメカニズムを紐解くシリーズ「兵器の科学」第一弾

人類史上最強の兵器「弾道弾」の全貌を
日本で初めて、定量的・科学的に解説!


第1章 弾道弾とは
弾道弾の分類、兵器としての位置づけなど、基本的な事柄について学ぶ

第2章 軌道
弾道弾が描く軌道の具体的な計算を通じて、その基本的な性能を理解する

第3章 推進方法
弾道弾を加速し軌道に乗せるための推進方法について学ぶ

第4章 発射と再突入
弾道弾の各種発射方法と、大気圏への弾頭の再突入について計算を通じて理解する

第5章 弾道弾防御
日本でも導入を巡って議論となった弾道弾防御システムと、それを用いて極超音速滑空体をどう迎え撃つのかについて考える

感想・レビュー・書評

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  • ミリタリーテクノロジーの物理学よりちょっと難しかったけれどおもしろかった。

  • 弾道ミサイルを物理学的側面から解説している。
    高校数学レベルなら読めそうなんだけど、それすら抜け落ちているなぁ。

  • 戦いにおいて相手の手の内が分からないことは敗北に直結する。
    弾道弾は長大な射程距離を利して核弾頭を敵国本土に叩き込む人類最強の兵器で、当然安全保障の分野で察せざるべからざるものだ。

    弾道弾の科学と実際の兵器を学ぶことでなぜ弾道弾防御が難しく、それ故に相互確証破壊が生み出されたのかが理解できる。
    なお核自体を知りたいなら同著者の「核兵器」が分かりやすい。

    この本は兵器の科学シリーズの1ということで、続編を期待していいのだろうか?
    NBC兵器の科学的見地を踏まえた解説はあまり日本語で手に入らないため期待。

  • 正確に理解するには後2回くらい読まないとかな。

  • 弾道弾というマニアックな内容の技術的な解説書ながらとても読みやすく、かつ数式も付録に添付し、弾道弾の軌道等の様子を簡単に自分でも再現できるようになっている非常に有益な本。

    著者によると本書は軽装版で、重装版もいずれ出したいらしいが、重装版が出ることをとても楽しみにしている。

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著者プロフィール

京都大学理学研究科博士課程修了。理学博士。高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所、准教授。著書に『すごい実験』『すごい宇宙講義』『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学』『ニュートリノ』(以上イースト・プレス)、『放射線について考えよう。』『核兵器』(以上明幸堂)がある。

「2020年 『弾道弾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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