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- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784991239106
感想・レビュー・書評
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実に他人の訃報に鋭敏に反応しているな、と思った。梶井基次郎の小説の登場人物たちを思わせる鋭敏な感受性を、世界に向けてさまざまな事象に率直に(時に「率直すぎる」と思わせる危うさを以て)切り込んでいる。これが青山真治という人の衒いのない生の姿/生の声なのだろうなと思った。病を乗り越え、映画や音楽やドラマ、ニュースなどに触れて貪欲に吸収しようとしている。私自身、青山真治のこの年齢と同じ年になったらここまで貪欲でいられるだろうか。そう思うと彼の批評眼に敬服させられざるをえない。実にすさまじい日記である、と感服した
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