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- Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9788883622212
感想・レビュー・書評
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《イエラ・マリ展 ―字のない絵本の世界―》にて読了。
彼らは息を殺し、身を潜め、音もなく獲物に忍び寄る。氷の刃みたいに神経を、牙を、爪を、針を、研ぎ澄まして。
刹那の跳躍。猛然一撃。勝者の咆哮。
これは画面には描かれていない。私の想像でしかないのに、私は余白にその光景を見たように感じられた。著者の描く的確で精確な線は一切の無駄のない彼らの動作とよく似ている。それに魅せられた。
やがて捕食者は被食者になるだろう。
"Mangia che ti mangio" 食べるから食べろ。
巡る。廻る。回る。命は循環する。
(どうしてこの作品は邦訳されていないのかしら…)
《2015.08.14》詳細をみるコメント0件をすべて表示
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