巴里の女性 [DVD]

監督 : チャールズ・チャップリン 
出演 : エドナ・パヴァイアンス  カール・ミラー  アドルフ・マンジュー 
  • パイオニアLDC
3.43
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本棚登録 : 21
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102519414

感想・レビュー・書評

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  • すれ違いが可笑しくかなしかった。
    「すれ違い」は、他のチャップリン作品では笑いを狙う上でのひとつのキーポイントであったような気がする。キャラクター同士のすれ違い = ボケ として笑いを狙っていたのに対し、ここではある種可笑しくもある滑稽なすれ違いが悲しみを生んでいる。と思った。
    ラストも分かりやすいハッピーエンドではなく、重めの余韻を残す感じで、よかった

  • 泣いてしもうた。
    やりきれないやりきれない。
    人間は、失敗して、大事なものを失ってからしか気づけないのかなぁ。
    あーやりきれない。
    主人公の女性は田舎時代に交際していた画家の男と偶然パリで再会する。
    しかし既に彼女には随一の金持ちの男が交際相手としており、選択に心を悩ませる。
    そこで「画家」を選んだ彼女。
    金持ちの男に捨て台詞を残し、画家のアトリエへ。
    だが、そこで聞いたのは「だから彼女とは結婚しないって言ってる
    じゃないか」と言う画家の言葉。
    それは本心ではなく、結婚を反対する画家の母へのやっつけだった。
    それを本気にした女は再び、金持ちの男の元へ。
    画家が「会いたい」と言い、姿を見せるも、女は意地から拒否。
    直後銃自殺した画家。
    大切な「愛していた人」をなくし悲しみに沈む女。
    息子が発した「結婚しない」は本心からのものではないと、アトリエの肖像を見て気づいた母。
    そして最後。
    女と、画家の母は共同の孤児院を経営しているのであった。
    あーやりきれない。
    みんなが高慢と偏見を捨て、実直になっていたら、
    男は生きて、女は愛する人と結ばれて、母は息子と嫁と幸せな生活をすごせただろうに。
    やりきれない。
    そして言葉のない世界でもこれだけのコミュニケーションが可能なんだなって。
    大事なのは言葉ではない。

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