メシ喰うな

アーティスト : INU 
  • 徳間ジャパンコミュニケーションズ (1998年8月25日発売)
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988008409635

感想・レビュー・書評

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  • すごい声。
    しぼり出すようなという表現が真っ先に浮かぶ。
    ざわざわする歌。
    「フェイド・アウト」、「夢の中へ」、「メシ喰うな」、「気い狂て」にガクガク揺らされて頭がグラングランして。
    特に「メシ喰うな」の「自分という名の空間に耐えられなくなるから」という詞が、そうだったのか…と。

    『テースト・オブ・苦虫』を読んで町田康さんがパンク歌手だということを知った。
    パンクと呼ばれる音楽になぜか苦手意識があって、このアルバムもやっぱり合わないのかもなと思う。
    でもなぜか11曲目まで聴くとちょっと笑える。
    最後の「気い狂て」の歌詞に本当だよねなんて思いながら。
    あ〜、本当にどうしようもないな。

  • 名盤。最初、歌詞カードをみるまで夢の中への「芋ハードロックバンドの演奏にうんざりしてうっとりとなった」が何を言ってるのかわからなくてびっくりしたのを覚えてる。すごくすごく好き。

  • 俺はお前を正確にやる

  • 私を日本のパンク・ロックに目覚めさせた町田町蔵氏(町田康)がボーカルを務めた伝説のバンドINUの1stアルバム。これをきっかけに私は邦楽パンク、それまで少し避けてきた邦楽ロックを熱心に聴くようになったのです。私のそれまでのパンクの印象、反社会的で暴力的で単調で単純なつまらない音楽というイメージを払拭してくれて、目から鱗が落ちたような衝撃を受けたさせたのがこのアルバムでした。

  • 気い狂てが異常にかっこいい。
    けどほかのも異常にかっこいい。
    日本の懐メロ番組ってアイドルや歌謡曲・演歌ばっかりだけど
    やっぱりこういうパンクやロックも取り上げて欲しい。
    放送禁止上等でしょ。

  • パンクって何さ、ロックって何さ。怒り狂って、震えて、目ひんむいて、耳には轟音。ああ、これね。ベースとドラムくそかっこええやん。ああ、これよ、これ。

  • 1. フェイド・アウト
    2. つるつるの壷
    3. おっさんとおばはん
    4. ダムダム弾
    5. 夢の中へ
    6. メシ喰うな!
    7. ライト・サイダーB(スカッと地獄)
    8. インロウタキン
    9. 305
    10. メリーゴーラウンド
    11. 気い狂て

    芥川賞作家としてはじめて名を成したかに見える町田康=町田町蔵、1981年のこのINU唯一のアルバム以来、実はその根本は不変だ。この作品はいわゆる“パンク”じゃない。ジョニー・ロットンの痙攣(けいれん)歌唱にこそ影響は受けている。しかし、この段階でINUは、欧米のニューウェイヴ勢より高度なテクニックとポップですらある楽曲で、ロック文脈として明文化される以前のごくパーソナル(=普遍的ということだが)な覚醒した諦観や混沌を描き切る。逆さに振っても血の一滴すら出ないほどの容赦なさで。また町田の存在感に隠れがちだが、ギター北田昌宏のジャンルを越境した演奏や構成力は、その後の80年代のP.I.Lやトーキング・ヘッズ、もっと言えばテクノにすら先んじている。
    MM1980-1989アルバム・ベスト94

  • いわずもがなの歴史的名盤

  • 1981年作。パンクロックはとにかく怒っていなければいけない。鋭いポストパンクサウンドに町田町蔵の殺気が渦巻いて混沌としている。

  • 30年前の作品と思えない

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