Red Guitar and The Truth

アーティスト : BLANKEY JET CITY 
  • EMIミュージック・ジャパン
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本棚登録 : 114
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988006083097

感想・レビュー・書評

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  • 『CAT WAS DEAD / Blankey Jet City』



    猫が死んだ
    僕の大事にしてた
    仔猫が
    家に帰ると
    玄関の前で
    冷たくあおられ
    抱きかかえてみると
    信じられないほど
    カチカチになってた


    どうして悲しいんだろう
    涙が落ちてゆく
    寒い空の下



    生まれたときから
    捨てられていたのさ
    何ひとつ
    楽しい思いを知らずにあおられ
    あげくの果てには
    震えが止まらず
    力尽きた


    誰にも気にされず
    誰にも気にされず
    寒い空の下



    Oh
    猫が死んだ
    僕の大事にしてた
    仔猫が
    家に帰ると
    玄関の前で
    冷たくあおられ


    愛をあげたのに
    愛をあげたのに
    愛をあげたのに
    どうして悲しいんだろう
    どうして悲しいんだろう
    どうして悲しいんだろう…




    彼らが世に出た
    イカ天で最初に披露し、
    ファーストアルバムでも
    オープニングを飾った
    記念すべきスタートの曲。


    荒々しくも繊細な
    ロカビリーサウンドに乗せた
    死んでしまった子猫を嘆き苦しむ
    ベンジーの悲痛な歌声は
    本当に衝撃的でした(>_<)


    これほど繊細で
    これほど純粋な叫びを
    聴いたのは初めてで
    尾崎豊を最初に聴いた時以来の
    震えを感じました。


    1991年発表の1stアルバム
    『Red Guitar and The Truth』収録。

  • CAT WAS DEAD
    僕の心を取り戻すために
    胸がこわれそう
    不良少年のうた
    TEXAS
    公園
    ガードレールに座りながら
    あてのない世界
    狂った朝日
    MOTHER

  • ブランキーのデビューアルバムですね。彼らの歴史がここから始まった、という意味では、大変に重要なアルバムなのだろうなあ、と思う次第です。

    アルバムタイトルは、何を意味しているのか?という気もします。
    U2が、ライブで「見張り塔からずっと」を演奏した時に、原曲にはないはずの「俺が持っているもの全ては赤いギター、スリーコード、真実、それだけ」って歌詞を創作?して、歌っているのですが、ベンジーは、そっからこのアルバムタイトルを引用したのかしら?或いは、ボノが歌ったあの歌詞にも、元ネタがあるのかしら?うーむ、気になります。

    ⑥公園
    ⑨狂った朝日
    は、相当に好きなのですが、やはり、、、やはり、個人的には、このアルバムの最大の魅力は

    ⑩MOTHER

    ですね。この曲は、本当に好きですね。「好き」という言い方は語弊がある気もします。これほどに、本当に「何か」を訴えてくる曲がある、ということ。それがもう、なにしろ、凄い。

    曲の舞台は、ベトナム戦争です。アメリカ軍に捕えられたベトナムの少年兵が、アメリカ人の兵士に、いまにも射殺されんとす、という場面。「言い残すことはあるか?」と尋ねられた少年兵は「母さんに会って『愛してる』って伝えて欲しい」と言うんです。

    そして、その後、おそらく、射殺されてしまうんですが、その描写の中に、歌と演奏の中に、これほどまでに、まあ、戦争というものに対する、ありとあらゆる感情を、表現しきってる曲は、まあ他にないんではなかろうか?というくらいに、ベンジーが、とにかく凄い。「戦争というものの真実。人間という存在の真実」を、完璧に表現しているんではなかろうか?と、思うのですよね。いやあ、ホンマに名曲なのです。自分にとっては。

    ベンジーは、ベトナム戦争に行った訳ではないはずなのに、この曲を作る基となったものは、ベンジーの想像のみ、のはずなのに、何故ここまでに、切実に、真実(と思えるようなもの)を、曲にすることができたのだろうか?不思議です。不思議でならぬ。

    「好きな曲」という表現では、どうしても軽くなってしまうなあ。とにかく、「とんでもねえ曲」です。決して忘れられない。とてもとても、大切な曲です。自分にとっては。

  • ベンジーの五臓六腑に染みわたる声と歌詞が最高。しかし、音が最低だ。プロデューサーのセンスで音が丸くなったという話しだ。実に残念。

  • 私はRed Guitar and The Truth歳

  • 高校時代、高校生活に悩んでいた時はいつもこればかり聴いていました。

  • BJCデビュー作。タイトルの通り、ベンジーの素の部分が純粋に表現されている。BJCをこれから聴こうと思ってる奴は、まず最初にこれを聴け!

  • すごい第1作目。イカ天でやった曲が全部はいってるんだ。実はイカ天って見たことないんですが。。 「胸がこわれそう」の歌詞にちょっと違う意味で感動。

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